白馬温泉巡り登山四日目 [幸せに生きる]
今朝、午前四時起床。体のふしぶしが痛いですが、今日もたっぷり十二時間寝ました。外に出て見ると星がきれいに見えます。良い天気が期待できます。
今日は最終ゴールの蓮華温泉。今から楽しみです。昨晩テントを張った朝の白馬大池山荘です。
下山するにつれ、だんだん霧がでて湿ってきました。雪倉岳が霧の合間からきれいに見えます。
蓮華温泉の建物は突然見えました。午前八時二十分着です。
さあ、楽しみにしていた温泉巡りです。ロッジで入浴料500円を払い、温泉巡りの旅のスタートです。蓮華温泉は、山の中に点々といくつもの露天風呂があり、登山靴で登って行かなくてはならないのです。
けっこう登らなければいけません。登りながら、「これらの温泉は、昔から隠し湯と呼ばれ、いろんな武将や旅人に利用されてきたんだろうな。」と時代をタイムスリットしたかのような気持ちになりました。
ようやく到着すると、若い夫婦連れの先客がいました。混浴で水着もつけずそのまま入っていたらしく、奥さんのほう、相当焦っていたようです。しかし、ご主人の、「上のほうにも一つ、お風呂がありますよ」の一言にお互いホッ。「ごゆっくり」と言って、登っいきました。
着いた所は、一番高い場所にある「薬師湯」。脱衣所も何もない正に露天風呂でした。二人入ればいっぱいになるような広さです。硫黄の匂いのする少し濁った湯でした。入るとぬるぬるし、熱いが気持ちいい。大自然の中、本当に豪快な湯です。そこを独占状態。
何度かつかったあと、先程先客がいた「仙気ノ湯」へ行ってみました。もうすでに誰もおらず、ここでも独占状態。さっきよりも少しぬるいですが、ちょうどよく、つかってはゴロンと横、またつかっては横、を繰り返し、気持ちのいい時間を過ごしました。
まわりは、こんな豪快な景色です。
さて、今度はここから下って黄金の湯に向かいます。黒っぽいぬるめのお湯で、コケの匂いがします。森の中の露天風呂という雰囲気です。
十分体と心を洗い流しました。
午前10時10分、平岩行きバスに乗りました。ここまで自動車でこれるのです。
バスは一日に4便しかありませんでした。乗客はたった三人。1490円なり。
そこから懐かしの大糸線に乗り、白馬まで。480円なり。学生時代、大学から帰るときよく乗りました。
今、その汽車の中、身も心も軽くなった気がします。長い旅でした。
さあ、今から幸せの真っ只中。我が家に戻ります。
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