SSブログ

坪口先生のいろんな楽しいお話 [幸せに生きる]

 坪口先生とのお話しで、参考になったことが他にもたくさんあります。今日は昨日書ききれなかったことを書いてみます。(なお文責はすべてムッシュにあります)

30回注意するつもり
 なおらないことは30回注意するつもりで、気長にやるということです。僕は1回でなおそうとするのですが、こういう気持ちならイライラせずにすみます。また注意の仕方も、ほめながら言うそうです。


うまいから止める。
 演奏を途中で止めることがありますが、うまいから止めるってこと、よくあるそうです。これ僕も時々やります。CDのカラオケで歌わせて、「ちょっとやめて、これ、合唱団の歌入りCD?」なんて、よくやります。
 音読練習でも効果的だと思います。「うまい。そこもう一回やって」って。坪口先生も、そうやってほめてらっしゃるんでしょうね。


子供は見抜いている
 ソアーベの子供達は、自由に伸び伸びと歌っています。しかし、大きくはめを外すことはありません。「なにかしつけをしてらっしゃるんですか?」って質問をしました。すると、それは、「人間を見ているからだ」ってお答えでした。そういえば、学校でもこんなことは良くあります。先生によって、子供は様変わりします。
ですから、逆に言えば、自分という人間の器を作ってしまえば、子供達は大きくはめを外すことはなくなるはずです。大きな器のもと、その中で伸び伸びさせてあげられる人間になりたいものです。


クレシェンド・デクレッシェンド
 クレッシェンドはだんだん大きくする記号ですが、「子供にはすぐ大きくしてそのまま行く方がうまくいく」っておっしゃってました。
 逆にデクレッシェンドは、だんだん小さくする記号ですが、「大きなまま行っても、放っておくとだんだん小さくなっていく」っておっしゃってました。
 おもしろいなあと思いました。自然にそうなるんでしょうね。やってみます。


感動は心を浄化する
 坪口先生の息子さんは、とあるアイドルグループのドラマーをしています。息子さんを観に、そのコンサート会場へ行ったときのこと。数万人の観客の歓声が、まるで音楽のように聞こえたそうです。また、帰りもみな行儀よく整然と帰っていったということでした。それは、大好きなグループの音楽を聞いた感動の心が、そうさせたのではないかというお話しでした。
 理屈ではなく、感動って大切だと思いました。そして、クラスでも、感動があれば、みな明るくいい雰囲気で過ごせるのではないかと感じました。
 人は理屈ではなく感情で動きます。その感情の部分を大切にしたいと思いました。


 いろいろと書きましたが、坪口先生のお話しはどれも明るく楽しく、心がうきうきするものでした。
 ソアーベ合唱団の雰囲気って、そんな坪口先生の自然で明るい人間性が現れたものなんだなって感じました。

 美しい合唱。自然で明るい合唱を目指すには、まず自分自身の人間性を磨いていく必要があるってことを感じました。

 学級経営も多分同じなのでしょう。ギスギスしているとギスギスした学級になるし、おおらかだったらおおらかな学級になるんだろうなあ。

 合唱団の指導や学級経営を通して、自分自身の成長も目指せるなんて、考えると、なんて素敵な仕事なんでしょう。自分自身の幸せな環境を感じずにいられません。

 そんなことを教えてくださった坪口先生ご夫妻には、感謝の気持ちでいっぱいです。


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 5

コメント 2

HIROMI

「30回注意するつもり」…心して指導に当たりたいと思います。
最初から30回注意するつもりなら、29回でできたらほめちゃいますね。
by HIROMI (2010-06-15 00:13) 

ムッシュ

HIROMIさん、いつもありがとうございます。
「最初から30回注意するつもりなら、29回でできたらほめちゃいますね。」
すごい。座布団一枚です。

by ムッシュ (2010-06-16 03:58) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。