「空気のあたたまり方」のおすすめ実験 [授業]
今、理科では「もののあたたまり方」という単元の学習をしています。
二学期にやった仮説実験授業「三態変化」のおかげで、教科書の学習ですが、分子論的な意見がたくさんでます。単に現象面で楽しむだけでなく、予想を立て実験するので、子供達、スリルを持って実験に取り組んでいます。
今日は「空気のあたたまり方」の実験をしました。
「暖められた空気は、分子があばれているので、上へのぼっていく」という意見が出ました。本当かどうか確かめようと、次のような実験をしました。
「ガスバーナーで熱した空気をゴミ袋にあつめたら上にいくかどうか?」という実験です。たまたまネットでその実験を発見しました。
今までは熱気球を作って飛ばしたりしました。しかし準備が大変でした。この方法は簡単です。しかし、ゴミ袋がバーナーの熱でとけてしまう可能性もあります。うまくいくかどうかわかりませんが、やってみることにしました。
使ったゴミ袋は45リットル。厚さ0.015mm。たまたま家にあったゴミ袋を持って行きました。
注意したのは、バーナーから30㎝より上に離して、みんなで持つということです。
やってみると・・・
みごとフワフワと天井まで浮くではありませんか。大歓声です。
どの班も成功しました。こんなに簡単にできるなんて、ビックリ。
今日はその映像をアップします。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
この実験、お勧めです。
私んとこの子どももそうですけど、昨今の子どもは割とこういう実地の知みたいなもんが弱いんですよ。でもこれは大人の側の問題だと思います。もっと労働なり何なりあれこれやらせれば、感じる人間は感じることができるはずなんです。そこを自分たちが抜いてしまったのに、責めを教育現場にだけ求めるようなアホウがメディアにまでいるのが腹立たしいのですけどね。
by shira (2011-02-05 00:18)
この原理で、大きな(校舎3階分のの高さぐらい)熱気球を作ったりしましたが、
大きくすると大変なので(大変でした)、
このあたりがお手軽でちょうどよいかもしれません。
子供は大変よろびます。
by plain (2011-02-06 22:22)
shiraさん、いつもありがとうございます。
「昨今の子どもは割とこういう実地の知みたいなもんが弱いんですよ。」
わかります。わかります。
でも、やらせてみると、とっても喜びます。体験が不足してるんですね。
そういう体験のできる余裕が欲しいと思います。
by ムッシュ (2011-02-07 17:44)
plainさん、すごいコメントありがとうございました。
「この原理で、大きな(校舎3階分のの高さぐらい)熱気球を作ったりしました」
それはスゴスギル。子供達一生の思い出になったことでしょうね。
by ムッシュ (2011-02-07 17:50)