町探検で発見!深く広く歩んできたこだわりの美容室 [授業]
今日は交流学級の町探検の引率をしました。
僕たちのグループは、校区の美容室へ行きました。
町に古くからある美容室です。
子供達がいろいろとインタビューしました。
そこでおもしろい話をいくつも聞きました。
「どんなハサミを使っているんですか?」という質問で見せてくれたのが、このハサミ。そぎバサミというそうです。
さて、いくらだと思いますか?
なんと10万円。
これは特に高価なハサミだそうです。それ以外のハサミも5~6万円はするそう。いろんな値段のものがあるそうですが、やっているうちに良い物を使いたくなり、このお値段のものを使っているそうです。
「シャンプーやリンスはどんなものを使っているんですか?」という質問では、
「量販店で売っているようなものではなく、特別なものを使っている」というお答えでした。そこで見せてくれたのが、これ。またお値段ですが、いくらだと思いますか?
なんと6500円。
これは「ヘナ」という材料で毛染めした方のための特別シャンプーだということです。
そこで「ヘナ」の説明
この美容室では「ヘナ」という方法で白髪染めをしているそうです。
ヘナ。あまりなじみのない名前ですが、北アフリカからインドに広く分布する低木で、葉を粉末にしたものをヘナというそうです。
普通のスーパーなどで売っている毛染め剤には、アレルギー反応を起こすパラフェニレンジアミン(PPDと略称)という薬品が混じっていることが多いとのこと。髪の毛にも頭皮にもよくないそうです。
そこでこの美容室では、天然素材である「ヘナ」で白髪染めをしているとのこと。
ちなみに、白髪は元にもどりませんか?と聞いたところ。
「元に戻らない。抜けば、髪の毛が抜けてしまって生えなくなる」って答え。
これにはがっくり。
この美容室、いろんな部分でこだわりがありました。
着付けコンクールで県二位になった話や、美容室の横にあらゆる山野草を集め、植物園のようにしている話など、本当に面白かったです。
町に古くからある美容室。そこは一つの道を深く広く突き進んできたこだわりの美容室でした。
美容室一つとっても、その世界は深く広いです。どんな世界でもおもしろさはあるんだなと思いました。
子供達にとっても良い体験になったと思います。ありがとうございました。
私も昔、理髪店でハサミのことを聞いたことがあります。やはりプロ用の相場は5〜6万だと言ってました。磨ぐ道具は電動砥石(グラインダーみたいなもの)で、砥石部分は工業用ダイヤモンドだそうです。
そう言えば、寿司屋でも包丁(柳刃とかいう刃渡りの長いアレ)の話を聞いたことがありますが、あれは上はいくらでも高いのがあるのだそうで、いい包丁が好きな人は特注でそれこそ十万円単位のを作るらしいです。そこの大将の柳刃は10万円以下だったっけ。
by shira (2011-07-06 22:13)
shiraさん、いつもありがとうございます。
「そう言えば、寿司屋でも包丁(柳刃とかいう刃渡りの長いアレ)の話を聞いたことがありますが、いい包丁が好きな人は特注でそれこそ十万円単位のを作るらしいです。」
ちょうどすし屋さんの包丁の値段が気になっていました。いい情報ありがとうございます。
こだわりの人は良い物をつかってるんでしょうね。
by ムッシュ (2011-07-07 20:00)