卒業式の歌 君が代の指導 [合唱]
卒業式では君が代を歌うことになっています。だいたい式の最初の方に歌います。
党派性があり、良い悪いは、ここでは問題にしません。
しかし、君が代は発声練習に最適なのです。
下は「君が代」の歌詞ですが、( )を付けた部分は高い音となり、響かせどころなのです。
君が代の発声練習の場所
君が代はv千代に(八)千代にvさざれ(石)のv巌となりて v苔(の) vむすまで
(vは息継ぎの場所です)
( )の部分を次のように歌うよう指示すると、とてもいい発声練習になります。
・声の方向(先生の手に)
・口ラッパ
・お腹を使う(つばめさんのポーズで歌うように)
山場の指導と同じです。
卒業式は座っている時間が長く、本番に声が出ないことが多いものです。
だからこそ、君が代を使って、発声練習ができることを教えます。
歌いながら、その部分になるとそういうポーズをして見せました。
今日の練習で子ども達、気持ちよく声を響かせてくれました。
頭声のきれいな声になります。
PS.あと君が代の「が」が鼻にかかる鼻濁音になることを教えれば、君が代の指導はそれでいいと思います。「んが」って歌う感じ。これはなかなか難しく(合唱団でも難しい)できれば・・・でいいと思います。
PS2.今日の指導、月曜日だからか、今一つうまくいった感じがありませんでした。原因はわかっています。テンポが子どもとあってなかったこと。子供に合わせる感覚、大切です。
君が代って、実は音域がけっこう高くて、女声や児童にはそれほどでなくても、男声にはかなりキツいんですよね。日頃あまり声を鍛えていない成人男性にとって、C〜E(上のド〜ミ)あたりの音は限界の高さです。だから君が代斉唱の場では、ヤマ場でいきなり1オクターブ下げる男声があちこちから聞こえてきますね。
by shira (2012-03-12 20:46)
お疲れ様です。
国歌といっても意味も含めてちゃんと教わる機会がなかったので「さざれv石の」になっていることが大人でもありますね。こうやって丁寧に指導されたことは後々役立つでしょうね。
「君が代」と第二の国歌ともいえる「ふるさと」は誰もが正確に歌えるようになりたいものです。
ワタクシの頃の卒業式は講堂があまり広くないのもあり在校生は五年生だけでした。卒業式の準備をすることで一気に最上級生の自覚がうまれてくるようですね。
by 延岡ツトム (2012-03-12 22:55)
「教室で君が代を指導しておいてくださ~い」と言われていたのでナイスタイミングの記事でした。さっそくプリントアウトして見ながらやってみよっと!ありがとうございます(^◇^)
by アイランド (2012-03-13 05:40)
shiraさん、いつもありがとうごさいます。「君が代斉唱の場では、ヤマ場でいきなり1オクターブ下げる男声があちこちから聞こえてきますね。」
わかります。わかります。逆に子供達にとっては、出しどころなんですよね。今日も気持ちよさそうに響かせていました。
by ムッシュ (2012-03-13 20:27)
延岡ツトムさん、いつもありがとうございます。「ワタクシの頃の卒業式は講堂があまり広くないのもあり在校生は五年生だけでした。」
へ~~~びっくりです。そういうこともあるんですね。
卒業式は、5年生が6年生に成長するチャンスだと思います。そんな指導ができたらと思っています。
by ムッシュ (2012-03-13 20:29)
アイランドさん、うまくいきましたか?文章だけではうまく伝わらなかったかもしれませんね。できたら、出前授業をしたいなあ。なんせ、授業に飢えていますから。本当に授業をやりたくってしょうがないです。
by ムッシュ (2012-03-13 20:32)