感を大切にする [授業]
子供達と授業をしていると、「感を大切にしなくちゃ」と思います。
それは、感動であったり、感謝であったり、感情であったり、感覚であったり。
つまり理屈ではないのです。
わかるという理屈の世界ではなく、楽しいという感覚の世界。こっちの方がとても大切だと思います。特に音楽の授業では、そう思います。
今日は、楽譜にfやpを付けてみようという課題をしました。
CDの範唱を聞かせ、子供達にそんな作業をさせてみました。
理屈ではわかるのですが、楽しくありませんでした。
もっと楽しく感じられるようにできなかったでしょうか。歌いながらとか、感覚の世界で感じられる方法がきっとあったはずです。
これはあらゆる学習でもいえることじゃないかと思います。
仮説実験授業では
「わかるけれど楽しくない授業」と「わからないけれど楽しい授業」を比べると、どちらが良いか?という質問に対し、
後者の方がいい!!としています。
僕もまったく同感です。
「わかるけれど楽しくない授業」は理屈を重視した授業です。
「わからないけれど楽しい授業」は感覚を重視した授業だと言えます。
そして僕は、理屈よりも感覚が優位のような気がするのです。
理屈ではわかるんだけど、なんか違うんだよな~って感覚。そんな感覚に結構支配されます。
まして子どもは、なおさらそうだと思います。
そんな意味で、今日はいい経験をしました。
子供達の感を大切にしていきたいと思います。
楽しいという感覚。まずは楽しさです。
同感同感、激しく同感します。
理屈と感覚があったら、理屈よりも感覚を重視した方が絶対にいいと思うなぁ。
理屈は説得されてしまいますが、感覚は変わりません。
鋭い感覚は整然とした理屈を凌駕すると私は思っています。
by 池ポチャ (2012-05-25 20:33)
実は科学の世界でも、一番最初に来るのは直観とか勘とか感覚とか「カン」なのだそうです。一流の研究者が法則や発見や発明をするとき、まず最初に「ピン!」と来る。ただ、それからその直観を証明したり実用化するために大変な実験考察試作を繰り返すんで、大変なのはそっちなんですが、とにかく「理屈は後から付いてくる」ものなのだそうです。
by shira (2012-05-25 21:50)