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音楽グルメの会主催の2012年夏期「音楽教育講座」に来ています。 [合唱]

 音楽グルメの会主催の2012年夏期「音楽教育講座」に来ています。
メモしながら聞いています。
講座でのメモをアップします。

2012-08-16 13.07.13.jpg

富澤裕先生の講座より

富澤裕先生、超おもしろいです。作曲家であり編曲家です。
僕たちは前、Nコンで、富澤裕先生編曲の「ビリーブ」を歌いました。
すばらしい編曲で、どんな人だろうと楽しみにしていました。
お話がとても上手で、指導者としてもすばらしい方だと感じました。

前半は共通教材を中心に、どう教えたらいいかというお話でした。これがおもしろかったです。

「茶摘み」
手拍子をすると・・・
日本人 「1と2と」・・・ベチャッとくっつく感じ。
西洋人 「1と2と」の「と」が上に離れている。
この西洋人的手拍子が、音楽では大切。

○「気持ち袋」という言葉
気持ちを込めたい時や感動したとき息を吸って、ためをつくる部分。

休符の時に「気持ち袋」に気持ちを込める・・・遊び歌ではなく、歌曲になる。

・どうやったら気持ちがこめられるか
第一声を発する前に、「気持ち袋」をいっぱいにする。
姿勢をよくする。息をすう。

一拍目からでる場合も同じ。一拍前に袋をいっぱいにする。
歌を教えるとき場合も、こういう具体策が大切。
歌い方も変わる。

「茶摘み」は一番と二番では歌っている人が違う。

「夕焼け小焼け」も同じ。
これで意識が変わる。


○「かくれんぼ」
もういいかいmf まあだだよ mf
もういいかいmf まあだだよmp
もういいかいmf まあだだよ p

「かくれんぼ」は、鬼の立場の歌である。
2年生で教えるといい。
この強弱を教えることで、状況がかわったことがわかる。
音の状況が変わったことで、何かが変わった。これが理解できる。
強弱記号にもちゃんと意味がある。

春の小川の3段目mpになっているのは、「すがた優しく色美しく」
小川の声だから。


○「うさぎ うさぎ」
日本の教材に関しては、一学年前のうたをうたってから、やった方が縦の系列がわかっていい。

この曲は、発声練習にしてしまう
「う」の音
集めて前にとばす。

発声練習によって声はきれいにならない
しゃべったままの発音(地声)をそのまま伸ばしてもだめ。

うの伸ばした音を美しくするには、手本を示す。

その声を出してみようと思うと、その声が出る。
人間には聞こえた音を返す能力がある。

「6年生と同じように出そう」というと1年生は真似する。
声を集めて(手で集めながら)前に出す。

・音程が上がった時
上から声を下ろす。
声のアテどころを変えずに上からおろす。

○「さくら」
言葉を拡大コピーする。手で拡大コピーの動きをする。
すると、子供達は「さくら」をひとつの言葉として歌う。

握手をすることで、相手との共有の場所がつくられる。
これを「玉をつくる」と言っている。
相手の意識との共有の場所。
先生とクラス全員の胸の前の空間に声を集める。

たまを作る

その玉ができることで、教室に響く歌声となる。
その共有の玉をどれだけ大きくできるか。
それが歌の魅力となり大きさとなる。

練習するたびに、歌が魅力的になっていく。好きになっていく。
それが音楽好きを育てる。

○「子もり歌」
休符の時に、気持ち袋がいっぱいになると、親の愛情を表現できる。

○「スキーの歌」
付点は、スキーを踏み出すエネルギーである。

楽譜からいかに作者の意図を読み取るか。そこが合掌指導をおもしろくするポイント。

こうやったらおもしろい。そんな感じのことを子供達に伝える。

富澤先生の講座の後半
○「スタートライン」
どんな歌の中にも工夫が隠されている。
それを発見すること。
それをどう表現するか、そこが面白いところ。

伸ばし終わった時にも、気持ち袋を作る。

必ず作曲家のしかけがある。
何で休符になっているか。
何で、fになっているか。

解釈をするということは、指導の中で子供の方向性を決め、集中力をますことができる。

○「ビリーブ」
好きになるということは、理解すること。
子供達に感情表現を教える時は、歌詞を変えてみる。
例、「きみ」を「亀」や「犬」などに変えてみる。

「ビリーブ」の2番、いっしょに歩いてくれるのは、誰?
自分ではない。そんな歌詞の意味がわかると、歌い方が変わってくる。

共通教材を練習した中で、歌う要素(技術)が身についてくる。
教わったことで、こんな演奏ができる。そんな気持ちにできたらいい。

○午後の部 富澤裕先生講座

○「たったひとつの青い星」
曲を教えるとき、全員でソプラノもアルトも教える
いつも手で一定の拍をとりつづけながら教えている。
長くても4分、
ビートに乗りながら、緊張感がある練習ができる。

富澤先生が子供のとき歌いたかった曲を作りたかった。その曲がこれである。

出そうと考えた声が出る。
楽器も同じ。イメージが大切。

みんなと歌おうと思ったとき、イメージができる。
すると美しい歌声になる。

みんなでひとつの世界をつくる中で、みんなでうまくなった。そういう時間がもてたらいい。


前田美子先生講座
オススメ卒業式の歌を歌う。

○「グッデーグッバイ」
上手になるこつ・・・とにかく歌詞を覚えさせること

母音がアの時に手をあげる。
手を合わせる。
すると、アの口が空く。笑顔になる。
あやとちえ

この曲は、低学年に向いている。

○「大切なもの」
8分音符が並ぶと歌がだらしなくなる。(要注意)
低いから、音がぶらさがる。
下から手を上げながら歌がうとぶら下がらない。

「たいせつなものを」の終わりの時は「の」を大切にする。ものを胸の中にしまう感じでいくとうまくいく。


○「ふるさと」
音をを教えるとき、5回するよと回数を言う。

アルトとソプラノ、同じ部屋でやり、同時進行でやる。
アルトはアコーディオンの音色、ソプラノはエレクトーンの音色というように音を変えてやると良い。

○「あすという日が」
3月11日の後に歌われた曲。忘れないでいたい。

自分を信じるしかない
いい曲だった。
勇気が出た。


おわりに
 とにかく講座の最中にとったメモをアップしました。
メモだけだと、意味がわからないものもあるかもしれませんが、僕はとても勉強になりました。

イメージが大切なこと。
そのための具体的な手だてを教えていただきました。
今までわからなかったことが、自分の中でつながってきた部分もあります。とても刺激になりました。
本当に感謝です。

旅先の大阪にて


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