教え子との再会 [幸せに生きる]
ひょんなところで、教え子と再会しました。
なんと銀行です。受付をしていました。
やたらと目が合います。
あとで「先生●●です。」ってあいさつしてくれました。
もう14年ぶりになります。ひげ面になった僕、よくわかったものです。
彼女が6年生の時、担任をしていました。
僕が合唱をはじめる前の頃です。
とても頭がよく、かわいい子でした。
今は、美しくしっかりした受付嬢となっていました。
話をしていると、昔の顔に戻っていきました。
仕事の最中だったけど、特別なはからいで(運用について相談ということで)、お話する時間を持たせていただきました
「昔のことで覚えていることはある?」と聞くと、
次から次といろんな話が飛び出てきました。
まず図工の時間、音楽を聞きながらやっていたこと・・・あの頃は、保育所で習うような子どもの歌をよくかけていたなあ。
料理のこと・・・家庭科の時間は毎週、おやつ作りでした。同じサークルの島先生から教えていただいたネタで楽しんでたなあ。
ゆりこさんのおやつだホイ!―子どもたちとたのしめるクッキングブック
- 作者: 島 百合子
- 出版社/メーカー: 仮説社
- 発売日: 1994/02/22
- メディア: 単行本
パス券・・・宿題を連続でやったらパス券というカードを発行していました。宿題をパスできる権利のある券です。いろんなキャラクターでカードを作っていたので、みんなカードのように集めていました。
原子分子の勉強・・・この頃は仮説実験授業をばんばんやっていました。「もしも原子が見えたなら」で、原子分子を教えました。モルQもよくやったなあ。中学校でとっても役にたったって話をしてくれました。
マンガ・・・自主勉強でマンガを描いてくるのが流行りました。この子も連載マンガを毎日のように書いてきました。
本当になつかしかったです。
家に帰ってから、この頃の通信を見てみました。両方から見られるようになっていて、表は僕の通信。裏から読むと、みんなの自主勉強(主にマンガ)が見られるようになっています。
それにしても、みんな上手でレベルが高かったです。
僕が今、合唱をやっているって聞いて、ビックリしていました。
なんせ、この頃は、合唱のガの字も知らなくて、音楽は他の先生にやってもらってましたから。
あっ、そうそう。この年の学校研究が、全校でミュージカルの発表!というものでした。今なら大喜びの題材ですが、この頃は、まったく音楽に興味がなかった僕。子供達も、まったく歌ってくれませんでした。発表もあるし、どうしよう。気があせる僕。
ところがある日、子ども達が大きな声で歌ってくれました。朝の会でのことです。僕はその時、感動して泣いた覚えがあります。子供達の音楽を聞いて初めて泣いた経験が、この時です。今思い出しても、体が熱くなります。地声ですごい歌声だったけど、僕にとっては忘れられないすばらしい歌声です。
その時のことについて聞いてました。
僕の様子を見て、さすがにまずいと思ったらしく、みんなで示し合わせて練習し、歌ってくれたそうです。
この年は、いろいろあったけど、本当に楽しい一年でした。心に深く残っている学年です。
みんな大きくなって、社会の一員としてがんばっているようです。
教え子との再会。うれしい再会でした。
銀行へ行く楽しみが増えました。
みんなにも、どうぞよろしく伝えてくださいね。
先生もがんばります。
先生って昔の教え子もちゃんと覚えていて下さるんですよね。
本当に感動します。
パス券、おもしろいですね。うちの息子が小学生の時、お許し券とお助け券というのがあってそれもおもしろいなあと思ってました。
by AYU (2012-08-21 11:25)
AYUさん、コメントありがとうございます。
こちらの方こそ、教え子たちがちゃんと僕のことを覚えていてくれて、感動します。
教え子たちによって、いろんなドラマが作られていくんですよね。そんな意味で、教え子たちは、人生の中でのドラマの共演者。感謝すべき存在です。
by ムッシュ (2012-08-21 12:19)