営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する [本]
オーディオブックです。本でも出版されています。
本当に良い内容でした。
[オーディオブックCD] 営業の魔法――この魔法を手にした者は必ず成功する
- 作者: ビーコミュニケーションズ
- 出版社/メーカー: でじじ発行/パンローリング発売
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: CD
入社以来契約が一件も取れない新人営業マンが、時間つぶしに入り浸る喫茶店で「魔法のように」契約をまとめる紙谷と名乗る人物に出会う。
仕事と人生に行き詰まっている小笠原は、思わず彼に声を掛ける。
「紙谷さん。教えてください。営業を!」
それから毎週月曜日、6時から1時間だけの早朝レッスンが始まる。
このレッスンの内容が、営業だけに留まらず、普段の人間関係や子供達との関係にも使えそうな内容なのです。いや「使える」という言葉は、適当ではないかもしれません。そこで教えられるのはテクニックではなく、人と接する心づかいやマナーといったものだからです。
「つまり営業と言う仕事は、人として当たり前のことをコツコツできるかどうかなんです」
「こういう人を演じるということですね」
「演じるのではなく、こういう人であるべきだということです。これは人間力です」
「人間力・・・?」
「そうです営業という職業は、誰にでもできるものではありません。人としてのマナーをしっかりもっているかどうかなんです」
テクニックではなく、人間力溢れる人であるということ。そういう人が使うテクニックだから、お客さんは惹かれていくのです。なんだか合唱指導と重なりました。
まず人間として魅力のある人になること。
次々に紙谷が誘い込み、繰り出される会話の中に、営業の現場で、人生の場面で必要となる実践テクニックが、小笠原に気付きを与えていきます。
「売らない営業」
「既成概念を破るヒント」
「応酬話法」
「二者択一話法」
「イエス・バット話法」
「質問話法」「類推話法(ストーリー話法)」
「推定承諾話法」「肯定暗示法」
これらの方法はお客さんとの会話上のテクニックですが、根っ子には、相手を思いやる気持ち、幸せを願っている気持ちが大切となってきます。
営業という仕事ではない僕ですが、これらの実践テクニックは、相手との良きコミュニケーションを築く上で、とても大切なことばかりだと思いました。
ドラマ形式なので、内容もこの先どうなるだろうとドキドキしながら聞き進めました。
「この職業を通して誰を幸せにしたいのか?」
これは営業という仕事だけに限らず、すべての職業の人にいえることです。
この本を読んで、仕事の原点に立ち戻ることができました。新しい学期に向けてがんばろうって気になりました。
良い本です。何度も聞いていきます。
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