声の響きを増すのに効果のあった方法 [合唱]
音楽グルメの会で眞鍋なな子先生に教わった呼吸トレーニング。とてもいいです。合唱団と4年生、6年生でやったのですが、いずれも息を意識するのに、とても効果があると感じています。
やった後、声が安定します。響きが増すように思います。また、子供達も、そんなに嫌がってはいません。専門的なことを学んでいるような気持ちになるようで、けっこうまじめにやってくれます。(その雰囲気作りも大切なのですが)やはり基本は大切だなあと思います。
息は歌のエネルギーです。何も指導しないと、子供達は息をあまり吸う事もなく、声もあまり出ません。息を短時間に大量に吸う事を意識させることで、自然とのびやかな声になります。本当にいいことを学んだと思います。
あともう一つ、この講座で学んだことで、声を響かせるのにとても効果があったのが、下の方法です。
お腹のみぞおちを指2本で押さえ、体を後ろにそる。するとお腹に力が入る。
その状態で声を出すと、響いた声が出る。
指二本押さえた状態で、普通に立つ。
みぞおちに力を入れる。
意識することでお腹に力が入り(硬くなり)、普通に立った時でもいい声がでる。
お腹のささえがあると、響きのある声になると言います。普通なら「お腹に力を入れて歌いなさい」と言うだけです。でも、子供達にとっては、それがどんな状態なのかわかりません。
この方法は具体的で、また効果も目に見えてあります。
何かさせるのに、口だけで指示するのではなく、具体的な何かをさせて指導することの大切さを実感しています。
合唱指導から様々なことを学べます。指導には、具体的な何かが必要だと言うこと。それは行動であったり、例えとなる言葉であったり。
そしてこのことは、他の教科にも応用可能なことだと思います。
合唱指導は、教師としての力量を高める上でも、すばらしいものだと思います。
いいものに出会えたと思っています。そして、すばらしい方法を教えてくださった眞鍋なな子先生には、感謝しています。
PS.眞鍋なな子先生のこのような指導については、今「教育音楽」という雑誌で連載中です。
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