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NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール、中学校の部が終わりました [合唱]

  初めて全国レベルの中学生の歌声を聞きました。正直、最初はあまり期待していませんでした。というのは、自由曲が難解だってイメージがあったからです。

 実際にホールで聞いてみて、それが間違いだってことがわかりました。
 確かに難しい曲ばかりでした。でも違うのです。
学校によっては、心の奥にどんどん入ってくる歌がいくつもあったのです。

 まず、トップバッターの島根大学教育学部附属中学校の課題曲に涙しました。混声合唱でした。男子の声がとても優しく温かいのです。男女の声がうまく溶け込み、身体がだんだん熱くなりました。混声合唱って、素晴らしいなと心から思いました。

その他にも、感動した学校がいくつもありました。
箇条書きで書いてみます。

郡山市立郡山第二中学校
 パッと声を聞いた瞬間、すごいと思いました。理屈ではなく、感覚に訴えるものがありました。
自由曲は、外国の曲「Marie」と「Luire」という曲でした。歌詞も何もわからないのですが、聞いているうちに、だんだん感動して、涙が出てきました。聞き終わると、周りでも、「すごい」って声が聞こえてきました。

筑紫女学園中学校
 女性三部の中で、声が一番明るく言葉もわかりやすいと感じました。練習風景の中で、声を出さずに表情の練習をしているところが、おもしろいと思いました。

会津若松市立第四中学校
 第一声を聞いて、うまいと思いました。息をたっぷり吸い、身体を使って歌っている感じがしました。自由曲の「viragsirato」では、女性なのに迫力あるアルトに驚きました。

町田市立鶴川第二中学校
 箱根合唱セミナーでお話しを伺った真鍋淳一先生の学校です。
まず、先生が指揮台に立った瞬間、団員達がサッと先生の方に向きを変えたところが、かっこいいと思いました。そして歌声は、明るく、素晴らしいものでした。自由曲の「JubilateDeo」は、強弱がすごく、キレのいい印象を持ちました。

春日部市立豊春中学校
 男子部員が、野球部やサッカー部などからの応援部隊で編成されているとのこと。そんな紹介映像を見て、歌声にあまり期待していなかったのですが・・・。
 これがすごい。明るい歌声に魅了されました。男子もうまい!!更に、みんな明るく、生き生きと歌っていました。自由曲の「国来、国来よ」は、本当に楽しい曲でした。リコーダーやタイコ、踊り、語りなどが次々と出てきて、こんな合唱曲もあるのかとビックリしました。
 
 飛行機の関係で、演奏が終わってすぐに会場をあとにしました。

 初めて聞いた中学校の全国コンクールは、すばらしいものでした。
歌詞も何もわからないのに、心の奥底にずんずんと迫ってくるものがありました。

帰りがけ、福井県の中学の先生にこの感想を話しました。すると、こんな答えが返ってきました。

「難しい年頃の子供達だからこそ、歌える歌だと思います。」

 なるほどと思いました。中学生は確かに多感な難しい年頃です。だからこそあのような心に深く入り込むような歌が歌えるのかもしれません。
 小学校でさえ、高学年になると難しくなってきます。そんな子供達の力を引き出し、あのようなすばらしい歌声を一緒に作ってきた指導者の先生や周りの方々に、改めて敬意を払いたいと思います。

 中学生の歌う課題曲「fight」で繰り返される「がんばれ」の歌声に、明日からの勇気をもらいました。

 本当に素晴らしい一日でした。出演された生徒さんや先生方に心からお礼を言いたいと思います。

 ありがとうございました。そしておつかれさまでした。


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