サークル結成30周年記念の会が開かれました [仮説]
昨晩、サークル結成30周年記念の会が開かれました。
久々に集まるたくさんの人。長い間会っていない人もいます。でも、不思議です。その長い年月の隔たりを感じません。
僕がこのサークルに入ったのは、教師になってから2年目のことです。
仮説実験授業を中心とした理科のサークルでした。
でもその内容は、ものづくり、絵、国語や算数。そして人生論まで、様々なことが話題になりました。
僕は、教師の初期の頃。それこそ、この道一筋で突き進みました。子ども達が「楽しい!!」と言ってくれます。それがうれしくて、授業記録を作り、サークルで聞いてもらいました。みんな笑顔で聞いてくれました。またたくさんの人がそんな実践を持ち寄り、ワイワイガヤガヤといろんな話をしました。月に一度のそんな時間が楽しみでしょうがありませんでした。
今は、合唱の世界にどっぷり行ってしまったけど、根っ子にはこのサークルで学んだことがあります。それは、「僕は合唱を追求することで、幸せな人生を歩むことができる。まわりの人も幸せにできる。」そんな仮説を持って、僕は実験中なのです。
このサークルで学んだことは、僕の根っ子の部分で生きています。
いいものを真似することが大切。
子ども第一主義。
理屈ではなく、気を大切にすること。
知らない間に、そんなことが僕の行動の基準になっています。それはサークルのおかげです。
30年。長い長い年月です。考えると、すごいことだと思います。強制力のない自由参加のサークルが、30年も続いたことです。
主催者の先生に、その秘訣を聞いてみました。すると、しばらくしてこんな答えが返ってきました。
「それは、毎月来てくれる人が目に浮かんでいたから。」
深い答えです。結局、人と人とのつながりなんだろうなあと思いました。
昨晩は、一人一人のサークルについての思い出話を聞いていきました。
「あっ、そうそう、あったあった。」
「そんなこともあったなあ。」
話題はつきませんでした。そして、魂の根っ子がつながったような温かい時間を過ごしました。
あ~~、この感覚、どこかで味わったなあ。よくよく考えてみると、それはソアーベ児童合唱団の空気と良く似ていました。温かく、自由な雰囲気です。
坪口先生も、子どもがいたから、がんばれたとおっしゃっていました。温かいつながりがあったからです。そして、僕も、合唱を通して、このような温かいつながりを作っていけたらなあと思いました。
昨晩は、サークルの空間を通して、ソアーベや合唱団のことが、僕の中で交錯しました。
僕は合唱を通して、居心地のいい居場所を作っていきたい。そう思いました。
本当にいい時間を過ごせました。
またいろんな学びがありました。みなさん、ありがとうございました。
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