原点を確認する [合唱]
定期演奏会が近づいてきました。
団員たちの気持ちも盛り上がってきました!!と書きたいところですが、アンサンブルコンテストが終わってから、気がぬけたのか、最近のムードは、沈滞気味です。和やかなのですが、なんだか盛り上がりに欠けます。
一番そう思ったのが、テレビ撮影での司会者を募集したところ、3名しか集まらなかったこと。
朝のあいさつも自分から進んで!という子は少ないです。
そこで、今日は思い切って、みんなの気持ちを確認してみました。
定期演奏会は、子供達一人一人に聞いたアンケートで、「合唱団でやりたいことのベスト3」に入っています。
そこで、もう一度、「本当にやりたいことなのか?」聞いてみました。みんなに目をつぶってもらい、手をあげてもらいました。
僕は、手をあげる子が多くなかったら、今でもやめようと本気で思っていました。
すると、みんながやりたいと手をあげます。
では、どんな演奏会にしたいのか、一人一人に言ってもらいました。
みんなが感動できる演奏会にしたいです。
みんなが笑顔になれる演奏会にしたいです。
感謝の気持ちを伝えたいです。
みんなが楽しめる演奏会にしたいです。
そんな言葉が一人一人の口から出ました。
じゃあ、どうすれば、そんな演奏会になるか、相談してごらん。
そう言って、グループで三分間話し合わせました。
その後、一人一人に意見を言ってもらいました。
自分から積極的に練習していきたい。
自分からあいさつをしていきたい。
自分から、テンションをあげていきたい。
笑顔で練習にさんかしていきたい。
そんな意見がでました。
聞いているうちに胸が熱くなってきました。
じゃあ、明日から、行動してください。と言いました。
そして、こう続けました。
先生にやらさせる練習では、良い演奏会にはならないと思います。
自分から進んで、自分達がやるんだって気持ちでやると、聞いている人たちに気持ちが伝わります。その気持ちは表情の良さや歌の伸びやかさになって表われます。その証拠が、アンサンブルコンテストです。みんなは、そんな気持ちで挑んだからこそ、良い結果になりましたよね。
今度は、合唱団員全員で、定期演奏会というステージを作っていきます。
まず自分達がやるんだって気持ちで挑むことが大切だと思います。すると、ステキな歌が歌えて、大きな感動がうまれると思います。
そして、その方が、みんなは大きく成長して行きます。
僕の思いをこんなふうに伝えました。
定期演奏会まで、あと17回の練習。その練習の中で、どれだけ自分達でやるって気持ちでやれるか。それによって、感動の大きさは決まってくると思います。成長の度合いも違ってくると思います。
今日は、まったく歌うこともなく、定期演奏会をする原点を確認するだけの時間でした。
でも、大切な時間になったと思います。
なんのためにやるのか。
どんな気持ちでやるのか。
原点を確認することは、とても大切な事だと思います。
コメント 0