町内役員会で学んだこと [幸せに生きる]
昨晩は、町内役員会でした。
2度目の役員で、2年間の任期。今年の12月29日が引継ぎの日です。あと少しで、この役も終わります。
さて、町内会の仕事はたいへんでしたが、教師以外の人たちとのつきあいがあって、これが良かったと思います。
一時期は、教師というだけで批判的に見られていた時代もありましたが、今は、同情される時代となりました。時代というのは、おもしろいものです。町内会を通して、世の中の教師観を肌でかんじることができたのも、良かった点です。
さて、昨晩は、議案後、ちょっとグローバルな話になりました。
市内にどんどん新しいショッピングセンターが建設されています。
そこで取り残されている商店街。
しかし、補助金に頼っている現状があること。
夕方6時には店を閉めてしまっているところが多いこと。
新しいことを始めようという意識がうすいこと。などの話が出ました。
それに対して新しいショッピングセンターでは、大きな資本で大量の品揃えをして、夜遅くまでの営業し、安さやサービスの追求などをしています。
大資本相手に、商店街の生き残る方法はないのか・・・という話題になりました。
あるだろうという話になりました。
それは、小さいながらも独自の路線で生き残る方法。そこにしかできないものを作ること。提供すること。
まさに日本が生き残ることに通じるような思いを持ちました。
と同時に、合唱団を続けることに通じるものもあるように思いました。
新しいものには勢いがあります。でも、新しいものもいつかは古くなります。その時点で続けることができるかどうかです。今できたショッピングセンターも数十年後生き残ることができるかどうかです。
最近、続けることの大変さすごさやを最近感じています。
町内役員の中に会社の社長さんがいます。何十年も会社を続けています。帰りがけ、会社を続ける上で大切にされていることはなんですか?と聞いてみました。
二つ答が返ってきました。
1つ目は攻めの姿勢。
古いものに縛られるのではなく、常に新しいことを取り入れ、攻めの姿勢でいること。守りの姿勢ではなく、自分から先にサービスや奉仕を提供し、いろんなところと仲良くなること。
2つ目は芯となるものを持つこと。
何を一番大切にするかといった太い芯のようなものをもつこと。それは変えてはいけない。
そちらの会社では何を大切にしてるんですか?と聞いてみました。
それは、お客さんに喜んでもらうこと。うちに頼んで良かったって思ってもらうこと。それをずっと大事にしてきている。そうすることで、長く続けさせてもらっていると言っていました。
なんだか、とっても大切なことを教えてもらったような気がします。
合唱団に例えると、
常に学び、新しいことを取り入れることを大切にする。
しかし、子ども達が合唱団に入って良かった思ってもらうこと。それを一番大切にすること。こんなふうになるでしょう。
何を一番大切にするかで、その会社の性質は決まってきます。
利益を一番大切にする。
会社を大きくすることを一番大切にする。
そうすると見えてくる会社像は違ってきます。
その社長の様子が見えてくるようです。
何を一番大切にするかで、その合唱団の性質も決まって来ます。
賞をとることを一番大切にする。
合唱団を大きくすることを一番大切にする。
そうすると、見えてくる合唱団像は違ってきます。
その指導者の様子が見えてくるようです。
長く続けるためには、やはり子ども達に良かったって思ってもらうこと。それを一番大切にすることだろうなあと思います。
そうすると、ソアーベの坪口先生に行き着きます。
昨晩は、深い学びがあった町内役員会でした。
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