良い学びの一日でした [授業]
いろんなクラスの出授業に出ていると、そのクラスの雰囲気やクセのようなものがあります。今の時期になると、余計そうです。
相性がよく、やりやすいクラスがあります。
逆に、ちょっとやりにくいなと思うクラスもあります。
今日は、そんなクラスに対し、ちょっとやり方を変えてみました。
授業の最初は、立ったり座ったり、全員で声を出したり、2人1組でやったりと、いろんなパターンの課題を次々と与え、テンポ良く進めました。
そして机を後ろに下げ場所を作り、今度は歌を歌いました。
うまいのですが、最近声が出ていません。しかし、一人一人の歌声を聞いていると、良い声の子が何人も発見しました。そんな子を個別にほめていきました。すると、歌声がだんだんとよくなっていきました。
今までは声が出ていないなあとか、反応が少ないなあとか、そんなことばかり気にしていたのですが、今日は、違いました。前半のテンポと変化のある繰り返しで体が温まり、自然と声が出てきました。そして、良い子を認めてほめていくうちに、すばらしい歌声が復活しました。
授業の終わりに気づきました。原因は自分にあったんだなあって。クラスに合わせてやることを忘れていました。クラスとのお付き合いは、人間関係と同じなんですね。
その人の性格に合わせてつきあう。その人の良いところを認めてつきあう。
今まで、ちょっぴり自分の我が強くなっていたようです。そう考えると、子ども達との関係にしても、そういうつきあいだったかもしれません。大切なことに気づきました。
自分の器(許容範囲)を大きくしてしまえばいいんだってこと。そうすれば、暖かく包み込むことができます。ソアーベの坪口先生がそうでした。
授業が終わった時は、とても良い気持ちでした。
『人にしてあげて喜ばれたときの充実感っていいますか、自分が人に譲ったほうが、より大きな恵みを受けられるということを知らなければダメなのよね』 飯田深雪
『幸福とは他人に自分の大切なものをやること。そして人を喜ばせること』 宝井馬琴
『幸福になりたいのだったら、人を喜ばすことを勉強したまえ』 プリオール
今日はこれらの名言を実感した一日でした。良い学びの一日でした。
ps.朝の5年生へのipadの読み聞かせ。一つ目「夜のともだち」は、こけました。特に男子にはメルヘンチック過ぎて、物語の意味がわからなかったみたい。二つ目「おしりたんてい」は、まあまあかな・・・。やはり相手を見て、中身を選ぶ必要を感じました。
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