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Nコン東海北陸ブロック観戦記・小学校の部 [合唱]

  会場に入りました。たくさんの人が来て言います。 ただ今開演5分前。指揮の先生の打ち合わせが終わったところです。

DSC_0409.jpg

  この稲沢の会場は、響きにくいということです。僕は会場の一番後ろ中央に座りました。この席でどこまで声が飛んでくるのか、楽しみです。今日は、小学校の部です。

  入場は、袖幕はなく会場から直接左側の階段から上り、退場は右側の階段から降り、自分の席に戻るという方法です。1,2番の出場校はロビーに待機とのこと。今出ていきました。

観戦中・・・

 今すべての学校の演奏を聞き終えたところです。ただ今、審査発表待ちです。子どもたちにとって今が一番開放的な時間だと思います。

僕なりに次の3点で点数をつけ予想していました。
・響き
・声
・表現

金銀銅の予想もしました。
さあ、どれだけ当たるでしょう。

今ステージには、銅の盾が2つあります。ということは銅賞が二校あるということです。

 さて、全般的に感じたことがあります。それは、うわさ通り、とても響きにくいホールだということです。中にはステージの上だけで収まってしまっている学校もありました。うまいんだけど・・・。もったいない。

 そんな中でも後ろまで響いてくる学校もいくつかありました。ただ、乱暴な声質のところと美しい声質のところがありました。

更に、声の違いも感じました。
深い発声だけど、暗いところ
深い発声だけど、明るいところ
きれいだけど、浅い発声のところ

 課題曲と自由曲の歌声がリンクしているということも感じました。課題曲が暗い歌声だなあと思うと、自由曲もそんな雰囲気なのです。その逆もありました。

 本当にいろんな歌声があり、どこをどう評価するか、難しいだろうなあと思いました。


 さて、審査員の講評が始まりました。
・難しい審査であった。
・個性がいっぱいで、割れた。
・自由曲がいいなあという学校が多かった。
・透明感をつけようとす・パワーがなくなる。がんばろうとすると、乱暴になる。
・丁寧に歌うと、推進力がなくなる。イケイケでいくと、乱暴になる。
・一人ひとり表現しようとするとバラバラになる。先生の言うとおり、きちんとやっているとかたくなる。

 本当にまさにそのとおりだと思いました。合唱指導はこの2つを行ったり来たりです。
さらに講評は続きます。

 お母さんが、夕食の準備やお風呂の準備、いっぱいやることがあるけど、同時に生き生きやっている感じ。そんな感じで歌えると良い。

合唱でもメロディ・リズム・音程などいろんなことを同時に楽しいと感じ、生き生きとやること。

更に言葉の魅力とメロディの魅力。両方魅力的にできるように。


本当に合唱はやることが山ほどあり、それをいかに自然に生き生きとできるか・・・だと思いました。

さて、いよいよ発表です。以下のような結果でした。

金、岡崎市立根石小学校
銀、福井市明新小学校・福井大学教育地域科学部附属小学校
銅、名古屋市立滝ノ水小学校
銅、浜松市立広沢小学校

 入賞校はすべて予想が当たりました。やはり声そして自然な響きだと思いました。
ただ、順位は外れました。審査がわかれたというのもわかるような気がします。
どの声を良しとするか・・・人によって違うと思います。

 しかし今回、ホールで生の演奏を聞いて、本当に勉強になりました。

 稲沢はうわさ通り、響きにくいホールでした。だからこそ、歌声がよくわかりました。
いろんな声があり、どの声が聞き心地がいいのか、よくわかりました。そして、好みってあるだろうなあと思いました。

 また、いくら上手くても、ステージの上だけで音楽が収まってしまっては、聞く人の心に届かないのだなあということも感じました。

 更に、声が飛んできても乱暴な飛ばし方があるんだということもわかりました。聞いていて、不自然な感じがしました。

 聞いていて、自然な響きで飛んでくる歌声がいいのだとわかりました。そのためには、鼻腔を響かせることと、身体を使った発声が大切なんですね。やはり、生で聞いて本当によかったです。

 今まで練習してきた代表校の皆さんお疲れ様でした。
そして、ブロック代表の根石小学校の皆さん、全国での健闘を祈っています。

愛知県のホテルにて

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延岡ツトム

事情により今年は行けませんでした。ライブ映像を見終わったところです。入賞はだいたい予想通りでした。広沢か千坂どちらかが銅かってところでした。個人的には滝ノ水推しでしたが上位2校には負けたと思いました。
今回は自由曲の選曲がばらけていて聴く方も楽しめたのではないかと思います。「歌声はどこにいくの」のようなきれい系の曲がいいなぁ。

ネットではあまり感じませんが、声が届かないというのは最初に見に行った「いのちのいっちょうめ」の頃にまず感じました。審査員席やマイクまではいいのですが、一番後ろにいると苦しいところがありましたね。きっと音楽室で先生に向かって日々歌っているのが染み付いているのでしょう(?)。でも声量を気にすると粗くなったりしますな。コンクールでは人数がめいっぱいいたほうがその点では有利なのかも??
by 延岡ツトム (2014-09-06 23:34) 

ムッシュ

延岡ツトムさん、いつもありがとうございます。延岡さんのおっしゃる通り、自由曲がバラエティに富んでいて、とっても楽しめました。
実は僕も滝ノ水をおしていたんですよ。特に課題曲のつくりは、一番好きでした。また、響きを出すには、人数ではなく、同じ声質の響きの多さだと感じました。本当に楽しい勉強ができた2日間でした。
by ムッシュ (2014-09-07 19:52) 

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