生活の話「廊下を走らない」 [その他]
今日は、全校集会でした。最近、子供達のルール違反が目立ちます。生活の話をしてほしいということでしたので、「廊下を走らない」ということをメインテーマでお話しをしました。こんなお話です。
「廊下を走ってはいけません。」と先生から言われたことがある人は、 手を挙げてください 。
(約3分の2の子の手が挙がりました。)
正直ですばらしいです。
では、なぜ廊下を走ってはいけないのでしょうか。次の3つの中から選んでください。
①廊下を走ると、先生から怒られるから。
②廊下を走ると学校が壊れてしまうから。
③廊下を走ると怪我してあぶないから。
(ほとんどの子が③で手を挙げました。)
では、正解を言う前に先生のお話を聞いてください。
ある小学校2年生の男の子のお話です。
その男の子は、休み時間に教室から出ようとしていました。
そこに、すごい勢いで6年生の女子が走ってきました。
女の子の体が、男の子の足に、ものすごい勢いでぶつかりました。
男の子の足が変な向きに曲がりました。足から、音がしたそうです。
男の子の足は折れました。
すぐに病院に行って手術になりました。
一ヶ月入院しました。
先生の息子のお話です。
さて、クイズの正解を言います。正解は③です。
廊下を走らない。これはルールの一つです。
その他にも、たくさんのルールがあります。
学校を出たらすぐに帰る。
道路は白線の中を歩く。
飛び出しをしない。
みんなで使う場所は、きれいに使う。などです。
ルールの中には命に関わるものもあります。
また思いやりのためのルールもあります。
まず、学校の中から、ルールを守ってください。
それが、みんなの大切な命を守り、楽しい学校生活につながっていきます。
前半のクイズは、インターネットでの検索を元に作りました。
後半は実話です。
実話なだけに、僕の語りも気持ちが込められていたようです。
「男の子の足が変な向きに曲がりました。」という部分では、
体育館が静まり返り、息をのむ音さえ聞こえました。
あの当時を思い出すと、今でも、胸が切なくなります。
後で、すごく胸に響くお話でしたと教頭先生に言われいました。
ちなみに、今息子は大学生。
中学生では陸上部。高校生では登山部に入部し、後遺症も出ず、ほっとしています。
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