今日の研修会は、とても刺激的でした [合唱]
今日の研修会は、とても刺激的でした。
音楽の研修会です。
発声法や指揮法の講習会でした。
講師は、金沢大学を始め、いろんな合唱団を指導されている有名な先生でした。
何よりも知識の多さ。そしてバイタリティあふれる話し方に圧倒されました。
学ぶことがたくさんありました。
まず発声では、横隔膜を押さえ、スースーと息をはくといい。
すると横隔膜が動きます。
横隔膜が動くよう、イーイーと声を出すのも良い。
すると、良い発声トレーニングになるとのこと。
やってみると、実際動きます。
子供達は、普段、ここを動かしていない。
動かしていないと、使えなくなる。
普段運動していないと、体力がだんだん落ちていくように、その部分が固まってしまう。
だから、ここを動かすトレーニングをする。
すると、使える体になっていく。
明快でした。
笑うと横隔膜が動きます。
笑うことは体を開放的にします。
逆に、横隔膜を動かして歌うことは、開放的な歌声につながっていくのだろうなあと思いました。
ブーバキキ効果というお話もおもしろかったです。
この図を被験者に示して、どちらがブーバで、どちらがキキかを聞くと、なんと、大多数(98%ほど)の人は「曲線図形がブーバで、ギザギザ図形がキキだ」と答える。
この結果は被験者の国にはほとんど関係がなく、また大人と幼児でもほとんど変わらないそうです。
このことから、どんなことがいえるか・・・
それは、言葉を使って説明するより、形や表情などで説明するほうが、瞬時に理解してもらいやすい場合があるということです。
脳の特性のようです。
僕たち教師は、つい理屈で長々と説明しすぎる傾向があります。でも、百聞は一見にしかずで、見せて理解させたり、表情で理解させる方が瞬時に理解してもらいやすいのです。
それをうまくつかっているのが、指揮です。手の振り方や表情で、瞬時にどんな歌い方をしてほしいかということを伝える技術が指揮法なんだろうなあと思いました。
そして、これは他のいろんなことに応用できそうな予感がありました。言葉で長々と説明するより、擬音や表情、掲示物などで、瞬時に理解してもらえることってたくさんあるような気がします。
そうやって思い出されるのが、花笠音頭やソーラン節の指導です。これらも、言葉で説明するより、まず自分が踊って見せることが大切でした。
またそういった意味で、教師の表情もとても大切なことだと気づきました。教師がしかめっつらでは、楽しい指導なんて出来ません。
まず自分が笑顔で、理屈抜きで、次から次と緩急を入れながら、楽しい活動を繰り返していけばいいのだということに気づきました。
最近悩み癖のついた自分でしたが、今日の研修会では、とても勉強になりました。新しい刺激を受けました。
あしたからまた、がんばろうっと。
コメント 0