今日は、合唱講習会に参加しました [合唱]
今日は、合唱講習会に参加しました。
講師は、奥山裕司先生。
実は、去年、Nコン中部ブロック大会を生で見て、高校の部での演奏がすばらしくて、ぜひともお話しを聞いてみたいと思っていた方でした。
行って見て本当に良かったです。
チャンスはは必ずあある(女性三部)を歌う高校生の合唱部を通してのご指導でした。
奥山先生がとても大切にしていたことは、ずばり
日本語を正確に伝えること
これにに尽きると思いました。
福井ソアーべ合唱団の坪口純朗先生のおっしゃっていたことと重なりました。
そのための方法を、歌を通して具体的に指導されていました。
そのメモを記載していきます。
●言葉を伝えるための指導
・子音 た行 か行 は行などをていねいに。
・言葉のまとまりを意識する。
そのために、歌詞を漢字にして、言葉に丸をつけていく作業をする。
言葉にして、語頭を大切に音読する
例、見逃ししても→見逃し しても
・に、は、を等の助詞はバツの言葉。弱めに
・語頭しっかり 語尾は弱く でも響かせる。
・言葉の途中の高いところは、軽く歌うのがいい。
・日本語をいい音で伝える。更に日本語の中身を伝える。
あくまでも言葉が伝わるように
・休符は、休むわけではない。リズムをつけるため。
●声に関すること
・遠くへ・・・目標物を示す(山へ)
芯のある音を出して・・・鼻腔に響かせる
これは時間がかかる。
・Pであっても前に響く声が欲しい。
・伸ばす音は、いい発声で
・お腹の支えが大切
・大前提は声
身体を楽器として使う
・ハーモニーの4つのこと
音程 リズム 声の色(音色) 音量
・声の色は明るく
そのために、目を開ける ほっぺをあげる
・声を前に集めることが大切
練習例:車掌の言い方。
「次は○○。お忘れ物のないように」と車掌のものまねをすると良い
・いい声を子供達の中から発見して広げていく
●表現に関すること
・部分によっては思いで歌うことも大切。
アピールする
顔で歌って
深く 柔らかく 大人っぽく
深く→お腹から
これらのことで、変化とドラマを作っていく
・計画性も大切
mf→f→ffへの持って行き方
果汁何%の声→薄い声・厚みのある声
奥山先生は、男声で手本を見せていました。それでも十分、その発声のニュアンスは生徒さんたちに伝わっていました。男の僕としては、本当に参考になるご指導でした。
また、聞く耳の力が必要だと感じました。瞬時に、良い・悪いの判断をされていました。ほめては、修正の繰り返しでした。
どんどん言葉がはっきりとし、歌がクリアになっていきました。
合唱というのは、響く発声が必要です。でも、発声にこだわりすぎると、何を言っているのかわからなくなります。合唱は西洋から伝わったものですから、そうなるのも当然かもしれません。
ですから、今日の日本語を大切にするご指導は、とても勉強になりました。
でも、大前提は、声なんですね。そのことが指導の過程でわかりました。いくら子音や言葉をしっかりやっていても、声が前に響かないと伝わりません。
合唱指導、本当に奥が深いです。
でも、また自分の中に財産がたまったような気がします。
ありがとうございました。
PS.なお文責はすべてムッシュにあります。
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