定期演奏会の募金を送金しました

　昨日の午後は、定期演奏会の募金を送金しました。

　毎年、東北の方に送っているのですが、今回は、昨年お世話になった仮設住宅の方に直接送ることにしました。
　本当にわずかな額ですが、子供達の歌声が生んだ義捐金が仮設住宅の皆さんのお役に立てばいいなと思っています。

　昨年の3月、仮設住宅でのコンサート。本当に心温まるコンサートでした。みなさん笑顔で迎えてくださいました。泣いて聞いてくださる方もいました。

　アンコールで「ふるさとを歌います。」と言うと、「その歌は、やめて・・・」と言われたことも、鮮明に思い出します。みな、重いものを背負って生きてらっしゃるのだなあと言うことを、その言葉で感じました。

　みなさん、とても温かい人たちばかりでした。勇気を与えるつもりが、逆に勇気をいただきました。指揮をしながら、僕は涙が止まらくなりました。

　帰りがけ、御礼にと、ビニールハウスで丹精込めて作っているイチゴをご馳走になりました。
　本当に今でも思い出すと、あの当時の思いがよみがえり、なぜか切ない気持ちになります。
　今年は、あの人たちに送りたい！今だに仮設住宅に残っている方がいると聞きました。そんな皆さんの何かのお役に立てばいいなと思っています。

　同時に、定期演奏会のブルーレイも一部送りました。

　定期演奏会では、東北に向けて、「花は咲く」を歌いました。はな・花ダンスサークルの皆さんのダンスをバックにし、心を込めて歌いました。
　僕たちの歌声が、あの仮設住宅に届くだけで、満足です。

　あの震災から4年が経ちました。
　いつまでも、応援しています。