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今日は、音楽大学での免許更新1日目でした [合唱]

 今日は、音楽大学での免許更新1日目でした。今日の研修は「楽譜の秘密を探る」というテーマでした。内容は曲を通して、和音の仕組みや構造を勉強していくというものでした。

 講習を受けた感想ですが、正直ちんぷんかんぷんでした。
出てくる言葉が、専門的な音楽用ばかりで、なんだか外国語を聞いている気分にさえなりました。

 ただ、わからないながらも、大切なことだと感じました。
今まで曲の中で出てくる和音を、僕は感覚的にとらえていました。これは明るい・・とか、暗いとか・・・これは不協和音だとか・・・
 しかし、ある程度、構造的に理論的にに捉えることができるのだということがわかりました。

僕なりに分かった範囲のことを書いてみます。

和音は、Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ というように7つ種類があります。
これらの和音は、次の三種類に分類できるそうなのです。

T→Tomic・・・・安定 Ⅰ Ⅵ(Ⅲ)
D→Dominant・・・不安定 Ⅴ (Ⅲ)(Ⅶ)
S→Sub dominant・・装飾的 Ⅳ Ⅱ

( )は時と場合による。

曲の中で、次のような進行で使われていることが多いそうです。
T→D→T
T→S→D→T
T→S→T


 これを見ると、安定から不安定へそして安定へと和音が流れていることがわかります。そして、安定の和音をを際立たせるためには、不安定の和音がが大切だというのです。

 確かに身近な生活に置き換えてみると、不安定な思いがあるから、安定(幸せ)になろうと願い、幸せが際立っていきます。
 和音の進行と人生の進行はよく似ています。

 さらに休み時間に講師の先生にこんな質問をしてみました。

 指導する上で、安定Tと不安定D、装飾的Sこの3つの種類のどの和音を大切に扱えばいい音楽になりますか?

講師の先生はズバリ言いました。

それは、S(装飾的)です。

 その理由はこうです。
安定Tの和音はだれでも簡単にできる。
不安定Dも簡単にできる。
装飾的な和音Sこそを大切に表現すれば、いい音楽となる。

 合唱なんかでも、曲の途中で、不思議な和音があります。
なんだか胸がキューンとなるような和音です。そんな和音をていねいにやることで、またいい音楽になるのかもしれません。

 そして、その和音を曲を分析することで、みつけることができるというのです。音楽って、ある意味、科学のようです。

 しかしそれを読み取れるようになるまでには、和音だけでたくさん勉強が必要だと言われました。
 和声を勉強するのだったら、音楽の友社から出ている赤・黄・緑の本がいいと言われました。

和声―理論と実習 (1)

和声―理論と実習 (1)

  • 作者: 島岡 譲
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1964/03/01
  • メディア: 単行本

 難しいのですが、どこの音楽大学でも、バイブルのようにして、この本で勉強しているとのこと。

 その他、和音記号は、移調しても呼び方は変わらないが、ギターでよく使うコードネームは、移調すると、呼び方が変わってしまうといいうこと。これも知らないことでした。

 今日の研修では、感覚的な和音を、理論的に見ていくことができるということがわかりました。理論的に見ていくことができると、楽譜をより深く理解でき、どこが押えどころかということも見えて来やすくなります。

 音楽大学を出た人は、このような理論を知った上で、指導されているわけです。本当にすごいなあと心からおもいます。

 また新たな勉強分野ができました。これだけでも、相当時間がかかりそうです。
しかしうちには、音楽の先生だった前校長先生がいます。僕のたりいない部分をいつも補ってくださいます。この分野も前校長先生を通して学んでいきたいと思います。

ちんぷんかんぷんだったけど、大切な研修でした。

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