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赤い屋根の家 [幸せに生きる]

  今日、4年生の音楽の授業で、「赤い屋根の家」という歌を教えました。
昔は5年生の教科書に載っていたのですが、今年から4年生に移ったようです。

  この歌、大好きです。メロディーも好きだし、歌詞もとてもいいのです。引っ越した赤い屋根の家のことを思い出すという内容です。

 この歌を聞くと、なぜか僕は、切ない気持ちにもなります。

 それは、僕が昔住んでいた家のことを思い出すからです。
 赤い屋根の家ではなかったけど、その家には父や母や弟との思い出でいっぱいでした。
 
 山の中の一軒家でした。
 熊が出てくるような場所でした。
 電柱がない場所に電気を引き、建てたような家でした。

 夜は、虫の声や山鳥の声、山の生き物の声でいっぱいでした。
 なんだかガタガタした家で、隙間風が吹きました。ベニヤ板の壁。秘密基地のようでした。でも、大好きな家でした。

 建てた当初はお風呂がありませんでした。
 父が「作ってやろう」と言って、どこかから、風呂がまを調達してきました。
 そして、休日にトントンとトタン屋根のお風呂場を作ってしまいました。

 隙間風がびゅんびゅん通るお風呂場だったけど、身体も心も暖かい気持ちになれました。

 玄関は土間でした。寒い場所でしたが、父と母と弟と僕で七輪を囲み、作って食べたうどんのおいしかったこと。

 裸電球が照らしていたけど、心は温かかったなあ。

 「赤い屋根の家」のメロディを聞くと、そんなことを思い出します。
 4年生の子どもたちとこの歌をしばらく歌っていきます。二部合唱にしていきます。

 今はもうその家はありません。父も母もいません。でも歌とともによみがえって来ます。
 なつかしい思い出を胸に、この歌を楽しんでいきたいと思っています。

ps.ユーチューブにとてもステキなソロの「赤い屋根の家」がありましたので、アップします。とても上手だと思います。


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