シャープとフラット [幸せに生きる]
今、5年生では、世界が一つになるまでを歌っています。この楽譜の中に♭ついた音があります。
半音下がっただけの音ですが、♭の記号のついた音が、とってもいいなあと最近感じるようになりました。
切ない音なのです。
大人を感じる音なのです。
心がフラ~ットよろめくような音なのです。
そういえば、卒業式の歌なんかには、よくこの♭の音がついています。今度楽譜を見てみください。
逆に♯のついた音は、半音上がっただけですが、
希望を感じます。
キラッと輝くような音に感じます。
鋭い光があたっているようです。
いずれにせよ、楽譜の中の♯や♭のついた音は、大切にていねいに歌っていくことが大切なんだろうなあと感じています。
歌のつぼというのでしょうか。
押さえどころというのでしょうか。
半音上がる。半音下がる。たったそれだけのことで、音が魅力的に感じられます。音楽っておもしろいです。
人生もちょっとさがると切なくなり、ちょっと上がると心が輝く。音と似ているのかもしれません。
完全に、上がりきったり下がりきったりするのではなく、中途半端なところにいることが、おもしろいのかもしれません。
シャープとフラット。心が揺れる音です。
学生時代、指揮者の先生から「ニ長調(#2つ)は華やかな響きのする調性だから・・・」とか言われてびっくりしたことがあります。調性なんてどの音を「ド」に見立てるかだけの問題だと思っていたので。でも確かにト長調(#1つ)やニ長調は響きが華やかで、変ロ長調(♭2つ)や変ホ長調(♭3つ)は穏やかな響きがするんですよ。なんでだろう。
by shira (2016-01-15 22:36)
shiraさん、いつもありがとうございます。本当に音は不思議ですよね。卒業式の歌には、♭のついた曲が多いです。一つ一つの音には、不思議な魅力があるなあと感じる今日この頃です。
by ムッシュ (2016-01-31 04:42)