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なぜ、逃げた犬は追ってはいけないのか [本]

  異動のバタバタがようやく落ち着きました。
 文章やデータの引継ぎもおわりました。
 机や棚、ロッカーをきれいにし、あとは、荷物を移動させるだけになりました。
 今日と明日は、移動後のハードな日々にそなえ、ゆったりとします。

 久々に14kmのランニングでいい汗を流しました。
 そのときに、何冊ものオーディオブックを聞きました。その中の一冊がこれです。

なぜ、逃げた犬は追ってはいけないのか

なぜ、逃げた犬は追ってはいけないのか―「もののみかた」で人生が劇的に変わる本

なぜ、逃げた犬は追ってはいけないのか―「もののみかた」で人生が劇的に変わる本

  • 作者: 川村 透
  • 出版社/メーカー: こう書房
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本

 たとえば、あなたが自分の飼い犬と公園で散歩中、もし手綱が離れて飼い犬が逃げたらどうしますか? きっとあわてて「こら、ポチ!」と犬の後ろを追いかけることでしょう。でも実は、逃げた犬は追ってはいけないんです。追えば追うほど、犬は自分に加勢してくれたものと思い、どんどん遠くへ行ってしまいます。逆に、犬に背を向け反対方向に歩き出すこと。そうすれば犬は、「あれっ? ご主人様の姿が見えなくなる! こりゃ大変」と、あわてて戻ってきます。これは僕が犬を飼ってはじめてわかった、大きな思い違いでした。

現代の私たちには、たくさんの災難が降りかかります。仕事でお客さんとトラブルになったり、自分が認められなかったり。はたまた彼女と別れてしまったり、親が倒れてしまったり……。そんなとき、「あー、俺ってついてない」とそのままにしていませんか? その出来事をプラスに変えるのがこの「もののみかた」であり、この本の目的です。

 この本では、マイナスや欠点と思われるものも見方を変えれば、プラスに転じると言う例が、著者の体験からいくつも書かれていました。

 たとえば、こんな話がありました。
 著者は、どもりだったそうです。しかし、今は講演を仕事の一つにしています。どもりというのは、講演者にとっては、隠しておきたいような欠点です。ですが、それを克服して講演しているということを、一つの売りにしています。
 これこそがマイナスをプラスに転じているよい例です。

 そう考えると、隠しておきたいようなマイナスや欠点は、その人の長所へと転じます。おもしろいです。僕の場合は、そんなことが山ほどあります。

・高校受験失敗
・会社員での挫折
・教員採用試験で何度も失敗
・学級崩壊
・音楽的な知識がないこと

 しかし、それらがあったからこそ、今の僕があるのだと思います。 
 これらのことがあったから、ぼくは必死で努力しました。
 一つ一つは苦しかったけど、そのたびことに乗り越えていけたことが自信となっています。
 今まで、すんなりと全部うまくいっていたら、ぼくはすべてわかったような鼻持ちならない人間になっていたことでしょう。
 今となっては、これらのマイナスや欠点があってよかったと心から思えます。(その当時は苦しかったけど・・・)

 異動先でも、いろんなことがあるでしょう。でも、それは、きっと僕をもっと成長させてくれるパズルのピースになると思います。

 これからも、マイナスをプラスに転じ、成長していきます。


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