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結局は自分 [合唱]

 全日本コンクールの課題曲。「麦藁帽子」に苦戦しています。
今までにない精密で細やかな表現。音の横の流れ。ハーモニー。

 毎日のように、この音楽を聞いています。(まさに気持ちわるくなるほどに)
こんなに高い要求を求められる曲は、今までにありません。
これじゃだめ。あれもだめ。
例えるなら、高貴な社交界の中で、優雅に振舞いなさい。と言われているようです。

 そこで今日は、前校長先生に、この曲の指導をしていただきました。

 子どもたち、何度もやり直しです。微妙で繊細な表現ができません。
 そしてあることに気づきました。

 それは、以前別の先生にこの曲の指導をしていただいたのですが、前校長先生の指導は、また微妙にそれと違っているのです。

 そこで、思ったことがあります。

 結局は自分であるということ。

 たとえば、ケーキです。作る人によって、同じケーキでも違った味になります。
 それと同じように、楽譜から解釈して指導する人の音楽観によって、音楽は決まってくるということを強く感じました。

 今日帰ってから、前校長先生の指導を聞いていました。楽譜に忠実で納得のいくものでした。でも、結局それをそのまま真似することはできません。何度もその指導を聞きなおし、自分で消化できる部分を取り入れていくしかないなあと思いました。

 音楽づくり。それは結局指導者の責任なのです。
 だから逃げるわけにはいきません。

苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。ウィリアム・ジェームズ

 苦しそうだなと思ってしり込みしてしまうと、本当に苦しくなります。だから、苦しそうだなと思っても、積極的に行動します。

 具体的には、前校長先生のご指導を何度も何度も、聞きなおすこと。その中で、自分で消化できた部分は、逃げずに自信を持って指導すること

 それが、自分の成長につながるし、子どもたちの成長にもつながるはずです。
 その行動を通して、より音楽観を高め、高貴な社交界でも振舞える自分に変わっていきます。

ps.音楽経験ゼロの僕が今、とんでもない場所まで来てしまったなあ・・・と改めて思います。

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