災い転じて福となす。子供達の成長! [合唱]
11月になって5年生の合唱団員が二人やめました。最初から遅刻ばかりしていた二人です。朝練がしんどかったのでしょう。再三の説得にもかかわらずやめてしまいました。ショックでした。
5年生の子供達もショックだったでしょう。
11人いた5年生が9人になりました。
しかし、5年生の子供達、自分達で自主的に集まり、ミーティングを始めました。そして、僕にある提案をしてきました。それは・・・
「先生、交換日記していいですか?」
「え?交換日記??????」
なにのことやら、わけがわかりませんでした。
よく話を聞くと、合唱団の練習で学んだことや考えを、一冊のノートに輪番で書いていきたいというのです。
すごく前向きな話です。そこで、次のような条件を言い、OKを出しました。
マイナスな事は書かない。(人を非難するようなこと)
一回りしたら先生に見せること。
一回りした日記を見てみました。日々の練習で学んだことをしっかりと書いています。
一人一ページ!しっかり書いています。
・「子音をしっかり発音しようね。」とか
・「ここのフレーズは切らないようにしようね。」とか
・「CBC、ぜったい優勝しようね!」
・「アンサンブルコンテスト、5年生だけで出たいです!!」とか。
読んでいるだけで、僕までワクワクするような日記でした。
僕も一人一人のページに簡単な返事を書いて返しました。
その交換日記を始めてからがいいのです。5年生の練習態度がすばらしい。全員毎日遅刻せず、率先して練習の準備をしています。今まで遅刻気味の子もがんばっています。全員の意識が変わってきた感じがします。
5年生は、3年生から6年生までの学年の中で一番少ない人数になりました。しかし、前はバラバラな感じでしたが、今は、みんながっちり一つになっています。
「災い転じて福となす」とは、このようなことでしょう。
来年度も、もし僕や校長先生がいれば、必ず合唱団は存続します!!させます!!そんな合唱団の未来を担うこの子達の成長をうれしく思っています。