斉藤一人さんの「眼力」!目から鱗が何枚もはがれます。 [本]
「あなたは、見抜く力をもっていますか?
仕事を、見抜けますか?
世間を、見抜けますか?
人を、見抜けますか?
見抜けないで、人生を歩いていたら、たいへんなことが起きますよ。
正しく見抜く力を、眼力といいます」(本文より)
オーディオブックのFeBeを覗いてみると、また斉藤一人さんの本がオーディオブック化されていました。
これは、本でも読んでいたのですが、オーディオブックも即購入しました。
それは、本を読んだとき、「なるほど~~」と目から鱗が何枚もはがれるようなお話しがたくさんあったからです。オーディオブックなら、いつでも何度でも聞き返すチャンスが生まれます。
さっそくランニングしながら、聞いてみました。すると、本の内容が蘇り、またまた鱗が何枚もはがれました。
一人さんは、これからの時代に求められる能力として【眼力】というものをあげられています。目の前の現象の本質を見抜く力とでもいったらいいでしょうか。物事には、必ず理由がある。それが見えるかどうかがとても大切だということです。
精神論ではなく、具体的な問題を一つ一つあげて、これにはこういう意味があるんだよ、と教えてくれます。
たとえば
なぜ派遣切りをすると失業者が増えるのか?
なぜ「個性の時代」になったのか?
なぜ日本人は英語が話せないのか?
人工衛星やスターウォーズ計画の話など
知らなかったことが山ほどありました。そして、その本質をわかりやすく楽しく教えてもらい、痛快な気分になりました。
『悪魔はあわてさせ、神様は落ち着かせる』
よく、「今日でないと買えません。」「今しか買えません。」なんて、言葉であわてさせるようなものは、ろくなものがない、ということ。納得します。
いいものなら、そんなに慌てさせる必要がなく、売り手は悠然としてるはずです。その手で、何度かドキドキしたことがありましたが、判断基準ができました。
付録のCDもコンパクトなお話しですが、とてもいいお話です。
「○○を言う人には近づいては行けない。」
なるほどと思います。ぼくは、○○が聞こえると、いつもその場を離れます。だって、○○は、聞いている人もくら~~くさせてしまいますからね。○○の正解は最後に・・・
また、学生の内定取り消しをした会社をマスコミが責め立てたことで、どういう結果になったか?
それは、会社が学生に内定をなかなか出さなくなったって話し。
納得します。だって、会社もこわくって、内定出せなくなってしまいますもんね。
応用問題として、「教師の不祥事をおもしろおかしくマスコミがこぞって攻め立てることで、どういう結果になったか?」ということを考えてみましょう。特に中年男性教諭なんてのは、格好のターゲットですよね。
結果として、世の中に教育不信を作り、今まであまりなかったベテラン男性教諭の学級崩壊を引き起こすことに貢献しています。
一生懸命がんばっている先生が多いのに、残念なことです。
それは、少年犯罪にも言えます。マスコミがこぞって大きく取り上げていて、今は悪質な少年犯罪が多いってイメージがありますが、今の日本は非常に犯罪の少ない国です。真面目ないい子達がたくさんいるのに、とても残念なことです。詳しくは、ssh-スーパー小論文ハイスクールをお読み下さい。(内容がとっても鋭いブログです。)
これらは、教育現場から伝える「眼力」です。
この本は、幸せに生きるためには、単にいい人だけではなく、裏のカラクリも見れるような眼力が必要だよってことを教えてくれます。
お勧めですよ。
○○の正解は、悪口