短所と長所は表と裏 [名言]
人は人なりのくせがある。それを直そうと思わなければいい。そこが長所だと思うことですね。西堀栄三郎(第一次南極観測隊隊長)
一見短所だと思えることも、見かたを変えれば長所でもあります。短所と長所は表と裏。
いろんな子供達がいますが、今日の名言のような視点で子供達をみることが大切だと思います。
動作の遅い子は、気が長く慎重な子とも言えます。
授業中手遊びをしている子は、それでも授業の内容を理解し、聞く力のある子だと言えます。
言うことを聞かない子は、主体性を持った子だとも言えます。
短所だと思わずに長所だと思うことで、その子は生きてきます。食べ物を例にするとわかりやすいです。
わさびは、わさびの良さ。
ケチャップはケチャップの良さがあります。
わさびを無理やりにオムレツにつけては、食べれたものではありません。
それぞれの良さを認め、それぞれが一番生きるところで生かしてあげればいいのです。
『人と人とのあいだに起こる問題のほとんどは、誰しもがまず他人を変えようとするところから発生するのです』 ロバート・コンクリン
教師の悩みのほとんどが、これが原因かもしれません。
『人生の悲劇は、人は変わらないということである』 アガサ・クリスティー
「人は(自分が望むようには)変わらない」と思ったほうがいいかもしれません。
だから、自分が変わってしまう。相手に対する見かたを変えてしまうのです。すると、それは、人間としての幅を広げることにもつながっていくと思います。
こうやって偉そうに書いていますが、今日のお話しは、ぜ~~んぶ自分に向けて書いているものです。
幅広い見方のできる人間になりたいものです。