二重被曝、山口彊さんの生きざま [幸せに生きる]
山口彊さんという方がいました。
広島で原爆を被爆して、左半身に大やけどを負いながら、妻子に会うため長崎に移動した山口彊さんは、長崎でも被曝されました。
二重に被曝し、二度も大量の放射線を浴びられたわけですが、2010年に93歳で亡くなられるまで、核廃絶の思いを世界に向けて伝え続けられました。
真剣に核廃絶を願い、語り続けました。
日本人を相手に。
アメリカ人を相手に。
そして国連まで行って世界の人を相手に
自分の意思をたくさんの人に伝えたいと思いました。
そして、遂に有名な映画監督にまで手紙を書きました。
思いは伝わりました。
映画監督ジェームズ・キャメロンが山口彊さんの病室を訪問し、手を握りながら原爆をテーマにした映画の構想を話しました。
それを聞いた山口さんは「私の役目は終わった」と告げられました。
その2週間後に亡くなられました。
その方の特集ニュース映像を見ましたが、涙が止まらなくなってしまいました。
この方の生きざまを見ていると、生きている意味を感じずにはいられませんでした。一人一人が生きているのには、何らかの意味がある。なんらか使命があるのかもしれない、って。
人によってその使命は違うでしょう。
その使命を全うするかどうかで、人生の意味合いが違ってくる。
その使命は、きっと天から与えられたものでしょう。
自分の生きざま、生い立ち、与えられた環境の中で。
山口さん、すばらしい生きざまだったと思います。
自分の使命は何でしょう。そんなことをあらためて考えました。
きっと「幸せ」がキーワードとしてあるだろうなあと思います。
その山口さんの映画が7月に公開されるそうです。
教職員の異動発表がありました!来年度はすごい環境に!! [合唱]
わが県の教職員の異動発表がありました。
なんと校長先生も僕も異動はなし!!ヤッター!
ということで、来年度も合唱団は継続できることになりました。
更に、ビッグニュース!
なんと新採で音楽専攻の先生がやってくるのです。
当然ピアノもバッチリ。
更に、昨年度、うちの学校に講師としてしばらくいたので、かってもわかっています。
ぜひとも合唱団の応援をお願いしようと思っています。
若くてすてきなピアニストがやってきてくれたのです。
更に更に、指導教諭としてすごい先生がやってくるのです。指導教諭というのは、先生を指導する先生。別の県ではスーパーティーチャーと呼ばれているような立場の人です。
その方とは、昔、机を向かい合わせて一緒に働いていたことがあります。ミュージカルが大好きな先生で、自らも演じ、子供達とも楽しんでいました。その頃から、パワフルで、すっごい先生でした。子供達の表現力がす~~~ごくなるからです。まさにみんなミュージカルスターって感じに。
そんなすごい先生が、身近にやってくるのです。前から授業を見たい見たいと思っていたのですが、気軽に見れる環境になりました。いろいろと教えてもらおうと思っています。
合唱団の指導もお願いしようかなって思っています。
なんだか、ツイテます。
音楽専門のすごい校長先生といい、新採のピアニストの先生といい、表現のプロフェッショナルのスーパーティーチャーといい、音楽的にすばらしい環境になりました。
来年度も、おもしろいことになりそうです。
すごいことが起きそうです。
今からワクワクしております。
子供達との一年が終わりました。ありがとう。 [学級]
今日で、子供達との一年が終わりました。
本当にいい一年でした。
いい子供達でした。
いい保護者のみなさんでした。
そして、一緒に組んでいた先生もいい方たちでした。
思う存分、好きにやれた一年でした。
最高の一年でした。
こうやって一年を無事に終えられる幸せを感じています。
今朝、子供達にこう言いました。
「このメンバーで、この教室にいられるのも、これで最後です。あとは一生死ぬまでないよ。だから今日一日を大切にしよう。」
考えるとそうです。いつまでも続くと思っていた日々も、終わりがくるのです。今日がその日です。
大そうじ、修了式、通知表渡しと続き、別れの時間が迫ってきました。。
最後に通信を渡しました。
通信には、こうしめくくってあります。
今、「4年3組」は解散します。この一年君たちとすごせたことを、とても幸せに思います。本当にありがとう。
長い時間、深く礼をしました。心の底から出た行動です。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。
最後のお別れの時、たくさんの子供達が握手を求めてきてくれました。本当にみんな、やさしくてかわいい子供達ばかりでした。
人と人との出会いは奇跡!!
この奇跡の時間にも終わりがくる。
この時は一生戻らない!
だから、いまここを大切にしたい。
今年度が終わりました。
こういった幸せな時を迎えられたのも、子供達をはじめ、たくさんの方々のおかげです。ただただ感謝です。
本当にありがとう!みんな!
最後に、わがクラスの子供達が歌った歌「ありがとう」で終わります。よかったら聴いてください。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
教室は小さな社会。勉強になります! [学級]
『もし君にできるのならば、(悪いことをした人間を)改心させよ。もしできないならば、かかる場合のためにこそ寛大というものが君に与えられているのだ、ということを思い起せ』マルクス・アウレリウス
今日のお楽しみ会。全体的には楽しい雰囲気でした。でも、中には雰囲気をこわす子もいます。同じ事をしながら、腹を立ててしまうのです。
僕は、だまって見ていました。
『人と人とのあいだに起こる問題のほとんどは、誰しもがまず他人を変えようとするところから発生するのです』 ロバート・コンクリン
今回の場合、今呼び出して、話をしても、ますます問題が大きくなり、全体の雰囲気が壊れていくって予想したからです。
最近、身につけたのが、この方法
うまくかわすという方法。
ゴーーッとやってきたダンプでも、ちょっと身をかわすことで、安全です。
柔道でも受身をしっかりとすれば、ダメージは少ない。
全部が全部、そういう対処はとりませんが、そんな方法も有効な場合があります。落ち着いた頃に話をすれば、うまくおさまることが多いです。
いろんな問題が起きますが、個人を、クラス全体をプラスの方に持っていくこと。これは教師にとって必要なことだと思います。
最近は、「人は自分が望むようには変わらない」と思ったほうがいいと思っています。多分、人はいろんな経験をし、自分で学んでいくのだと思います。
もちろん教えることは大切です。しかし、その場で入っていくことを望むのではなく長い目で見ること。そのことが心にゆとりを生みます。
『愛とは相手に変わることを要求せず、相手をありのままに受け入れることだ』ディエゴ・ファブリ
なかなかそんな風にはいきませんが、そういう姿勢でいきたいと思っています。
いろんな子がいます。でもありのままに一度受け入れていくことが、大切なような気がします。そうすると、次の対処法が見えてきます。
同じ土俵でイライラしていくのでなく、自分の心はお日様のようにぽかぽかとしていたい。それが、自分へのゆとりも生み、全体をも温かくするのです。
今日の一日。最後にはみんな笑顔でおわりました。
教室は小さな社会。いろんな個性の子がいます。いろんなものを抱えた子供達がいます。そして、いろんなことがあります。それに対して、どう行動していくか、常に選択が迫られます。予想し、実践し、結果が見えます。
どんな方法が一番いいのかは、わかりません。人はそれぞれ違うからです。常に迷います。でもその迷いと決断の結果の中から学びが生じ、成長が促されていくものだと思います。
自分自身も勉強になります。教室は子供達だけでなく、自分自身の学びの場でもあります。常に学びの姿勢を忘れずにいきたいです。
深い~~簡単ものづくり「ニャンコロリン」 [授業]
あともう少しで、子供達とお別れです。そんな子供達とたのしい時を過ごしたいと思い、超簡単なものづくりをして楽しみました。
「ニャンコロリン」です。
写真のようにネコの部分を切り抜き、下の部分を折り曲げるという簡単な工作です。塗りたい子は色をつけます。頭の部分を持ち上に放り投げて、立つかどうか!そんな遊びをします。
(正面から見たニャンコロリン)
(後ろから見たニャンコロリン)
(型紙です)
「せ~のニャンコロリン!!」
とみんなで叫び、いっせいに上に放り投げます。
立った!!たおれた~~!
など歓声が起きます。
ずいぶん昔サークルで教わったものづくりです。
低学年だと作って遊んでおしまいですが、この時期の4年生になると、こんな話をします。
「これからの人生、失敗することもある。でもニャンコロリンのように、倒れても、また挑戦すればいい。そうするといつかは立つ。倒れたら、立つまでやればいい。挑戦することが大切。」な~~んてね。深い~~でしょ。
今回は、二枚目を渡し、ニャンコロリンが透けて見える裏側に、自分のオリジナルの物を書かせました。これもけっこう好評でした。
ちなみにこれは、僕が書いたもの。題して「鉄腕ムッシュ」です。
両方とも右クリックで「名前を付けて画像を保存」し、「フルページ」で印刷すれば、A4の印刷原稿ができますよ。
それをB5のコピー用紙に縮小印刷します。
簡単にみんなで遊べる楽しいものづくりです。深いお話しもできて(笑)おススメです。
明日は、解散パーティーです。ステキな一年でした。