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「学び合い」の授業参観記 その2 [授業]

 いろんな疑問に対して答えていただきました。

どんな授業でやっていますか?

国語・算数・社会・体育など、めあてがはっきりするような授業だとやりやすい。体育の場合、1時間目は指導。それ以後は学び合いということもある。


課題達成できない子が少なくなった場合、他の子はどうしますか。

できない子を誰かが教え、他の子は予習をしている。


みんなができることの「みんな」は、つらさを生まないか?

みんなができることは理想。この理想を掲げることは大切。ただしできなかったとしても、加点法での語りをしていくことが大切。例えば、今までできなかったけど、ここまでできるようになったよね、というように。


ほっといてくれ!という子がいたら、どうしますか。

 みんなに語りかける。「その子が学習に参加してくれるようになるには、どうしたらいいだろう・・・」と。
 実際に、そのような語りかけで、教室を飛び出してしまうような子が、学習に参加し、子供たち自らがその子のために学習会をするようなドラマが生まれた。

 その後の休み時間、子供たち何人かに、「学び合いについてどう思うか?」聞いて見ました。すると、僕が聞いた限り、先生の一斉指導的な授業より、学び合いの方がいいと答えていました。
 職場実習で来ていた卒業生も、小学校時代の「学び合い」はいい!と言っていました。

 ただ、いいとわかっても実際に踏みきるには勇気がいるかもしれません。それは、一見すると子供たちが立ち歩き、雑然とした雰囲気に見えるからです。それをよしとしない人にとっては、抵抗は大きいと思います。

 でも、根っこの考え
みんなができること
助け会うこと

(僕はそうとらえました)
を理解し、それを学級経営や授業にいかしていくことはとても大切なことのように思います。

 また、考えると自分自身もこの学び合いに近いことはやっていました。
それは、運動会での団演「花笠音頭」や「ソーラン節」での指導。あるいは、テスト直しでもそうです。

 この「学び合い」は指導場面や指導内容によっては、有効な方法になると思います。また、何よりも根っこの考えはとても大切だと思います。

 今回、お世話してくださったキッキョンさんには、心から感謝します。

 授業を見せてくだっさった6年生の先生、とても勉強熱心でした。
教室にある宿題を見て、「こんな方法もあるのか」と感心するキッキョンさんの姿。まるで先生同士も学び合いをしているような雰囲気でした。

江戸時代に黒船を見たような衝撃でした。

 明るい子供たちにもどうぞよろしくお伝えください。


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