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全国レベルの合唱団訪問・授業編2 [合唱]

6限目は6年生の授業でした。
まずは、今月の歌「いつだって!」の指導

6年生なのに、明るく響く大きな声でした。
普通6年生はあまり口をあけず、歌を歌わないというのが、僕の中の常識でした。
しかし、この学校はまったく違いました。

先生は5,6年の音楽を持っているそうです。
きちんと積み重ねていけば、
6年生だから歌わないではなく、
6年生だから歌うようになる。
という事実が目の前にありました。
きちんとした積み重ねが形になって現れていました。

姿勢の指導が、おもしろい。この合図でシャンとなっていました。
緩めてピン!

デクレッシェンドは、動作をまじえながら
「ソフトクリームのように切る」と教えていました。
すると、まさにソフトクリームの先っぽのようにうまく音をす~っと消して行きます。

アクセントも用語ともにその場所を教え、音楽をうまく味付けしていきます。

山場で声を伸ばすところは黒板の上においてある花を目標にし、声を飛ばすよう指示していました。

同じ部分を繰り返す時は、必ず新しいめあてを入れていました。例えば・・・
たてに口をあける。
歯を見せて歌う。

高音を響きのある声にするためにはこんな指示を
後ろから前へ声を出して。
手を頭の後ろから前へ出す動作をつけさせながら歌います。
また、わざとまったく逆の声も出させ、響きのある声を体感させます。

 こんなふうに、次々と新しいめあての繰り返しで、歌にどんどん強弱や声の響きなどがつき、味付けがなされていきます。

「あ~、聞いてワクワクする歌って、こんな風に作られていくんだなあ」と思いました。手際の良い料理人を見でいるようでした。


教科書の歌「星空はいつも」に入ります。

個人の作業
 さっき学習した、「ソフトクリームのように切ったらいいなあと思うところに印をつけましょう」という個人作業に入ります。学習がつながっています。

あえて、答えは先にいわず、まず隣同士答えあわせをさせます。
隣の子との交流が生まれます。

そして、歌いながら答えあわせ。

うまいなあと思いました。
個人→ペアと考えることで、考える作業が確実になります。同時に交流も生まれます。

ソフトクリームのように切る場所がわかったら、あえてそこを、わざと乱暴に歌わせます。
その後、ソフトクリームのように優しく切って歌わせます。

まったく逆のことをさせることで、繊細な表現が生まれていきます。

その後はグループ学習です。
四人一組になり、一人がリコーダー。3人が歌います。
それぞれ好きな場所で練習を始め。笛と歌を交代していきます。
子供達開放されたような楽しい雰囲気の元、いろんな場所で何度も歌が歌われます。

最後は、四人一組のグループ発表で終わります。

この時間も見事だなあと思いました。本当に普段の授業ですが、

全体・個人・グループの3つの活動が織り交ぜられています。

先生はどんな時間も、この3つを意識しているとのことでした。
全体指導は、一方的な指導なので、子供達は緊張感を持ちます。また、教師は教えた気になってしまいます。
個人やグループ活動を入れることで、子供達は開放される時間を持ちます。同時に練習や定着したかどうかの確かめもできます。

音楽の授業ですが、すべての教科に通じる大切な要素が含まれていると感じました。

先生は、まず授業が基本だとおっしゃいます。
その意味がよくわかりました。

こんなステキな授業をしているから、「もっと先生と歌いたい!!」って、合唱団にたくさんの子供達が入団してくるんだろうなあと思いました。

6年生の子供達。とにかく明るいステキな子供達でした。

つづく