楽しみながら遊ぶようにやる方が・・・ [幸せに生きる]
福井ソアーベ児童合唱団の坪口先生曰く。
人間の土台となることは何か?
先生はこう答えました。
それは
食べること
排泄すること
今受け持ちのお子さんは、自分ひとりで食べることはできません。
人間の土台となる「食べること」が自由に出来ないのです。
そこで、僕は毎日給食を細かく切り刻み、一口一口食べさせています。
人間の土台となる大切なことのお手伝いをしているわけです。
その子を受け持ってからしばらく、上手に食べてくれなくなったことがありました。
原因は、僕が早く食べさせることばかり考えていたからです。
その子は、不機嫌になり、泣き出してしまうようになりました。
ある時から方針を変えました。どうせなら、楽しく食べさせたい。
そこで、遊びながら食べさせることにしました。
その子の喜ぶようなことをしながら食べさせました。たとえば、テーブルをトントンと叩いたり、声かけをしたり、一口食べるごとに「うまいなあ」とプラスの言葉かけをたくさんしたり・・・
すると、だんだん食べてくれるようになりました。
今では、給食の時間は言葉の通じない彼女と僕との最大のお遊びの時間です。そして、笑顔でたくさん食べてくれるようになりました。
これって、とっても大切なことを教えてくれているような気がします。
早く食べさせることを第一に考えるより、楽しみながら遊ぶようにやる方が、効果が出る。ソアーベ児童合唱団と似ていると思いませんか。
これは勉強でもいえることかもしれません。
早く効率よく理解させることを第一に考えるより、楽しみながら遊ぶようにやる方が、効果が出るのでは・・・・。
なんだかそんなことを思いながら、今日も人間の土台となる「食べること」のお手伝いをしました。
今年は、いろんなことを考える年になりそうです。