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夏休みの工作 [その他]

 夏休みも、もうじきおしまいです。
うちの市はウォームアップ週間と称し、一足早めに学校がスタートしています。
夏休みの工作も、みんな提出しています。

  低学年の工作を今日見てみましたが、楽しい作品がたくさんありました。

 おそらくおうちの人と一緒に作ったのでしょう。ご家族のご苦労(?)と楽しさがしのばれました。

そんな中からいくつか紹介します。

 これは、ヤクルトの容器を利用していろんな虫を作っています。ケースに入れて固定してありました。壁に飾るとステキです。

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 これも、いろんな虫シリーズです。自然のものや身近なものを利用して作っています。

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 おすしです。下はスポンジになっています。「おしながき」がかわいいです。

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 木の絵の所に、本物のせみの抜け殻が貼ってあります。それを更にケースに入れると、豪華な作品に。

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 紙粘土を丸め、色を塗り数字を書いたカレンダーです。磁石になっています。

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 こうやって見ていると、親子で作っている場面が想像され、ほのぼのとした気分になりました。
  頭をくっつきあわせ、ワイワイ言いながら、一緒につくったのでしょうね。わが子が大きくなってしまった今、なんだかナツカシく切ない気持ちになります。

 工作の宿題がまだ!というお子さんも多いことでしょう。参考になればと思い、記事にしました。

ps.ぼくなんかいつも前日に泣く泣くやっていました。今の子供達はえらいなあ。


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箱根合唱セミナー2011!二日目・指揮法 [合唱]

箱根合唱セミナー2日目・指揮法

 今回のセミナーの中で指揮法は僕にとって大きなめあての一つでした。

今年も塚田真夫先生の指揮法講座を受けました。

 まず、一番の収穫は、欲しかったDVD、「授業に役立つ指揮」(4500円)が手に入ったことです。

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 このDVDには、「塚田真夫先生が、指揮についてこれだけは知っていてもらいたい、身に付けておいてほしい」という基本的な内容が紹介されています。
 今回の講座で学んだ以下のようなことが映像として入っています。

指揮の振り方の種類(叩き、平均運動)
その他の振り方(しゃくい、先入、はね上げ他)
各拍子の図形
指揮の基本
左手の役割
音楽会でよく見る光景、姿勢

 講座を受けて思ったことは、「指揮の基本を自分の体に染み込ませることがこれからの課題だ」ということです。

 昨年も塚田先生の講座をうけましたが、今回、その基本が身に付いてないということが、よくわかりました。
 肘の使い方。3拍子、4拍子の振り方など、他多数。
 
 たとえば、キーボードを打つとき、「あ」を入力するときは小指で「A」を叩き、「い」は、ここを叩くなんてことは、考えてません。何も考えず、文章を考えることに集中して、キーボードを叩いています。

 指揮も同じだと思います。2拍子はボールが跳ねるように、肘を中心に上下する。手首はぶらぶらしないようにして、指は広げない。体の中心で振る。なーんてことを一々考えながら指揮をしているようでは、音楽どころではありません。パソコンのキーボード入力のように、これらのことが無意識にできるようになるまで体に染み込ませていく必要があると思いました。

 今後、指揮法をランニングのように日常の生活に組み込んでいく必要があります。
 そして、今回手に入れたDVDは、その大きな手助けになるのではないかと期待しています。

 なお、塚田先生が用意された資料の中で、今の僕にとって大切だなと思うことを抜粋します。

・指揮者にとって最初の仕事は、開始音をそろえること。
・指揮は体の中心で振れ。
・体の上下運動(ひざの屈伸運動は控えめに。
・図形は、テンポが遅いときは大きく、速いときは小さく降る。
・指揮は脱力に始まり、脱力に終わる。
・肘を制するものが指揮法を制する。
・予備拍の3要素。1、テンポ 2、強弱 3、表情
・鳥になるな!
・腕のグニャグニャは重い鉛、ホーガンを持ったつもりで。
・長い音はカウントすべし。

我々の仕事半分は、「目」で行っている・・・スピンメータ

 課題は多いです。でも、何をすればいいのかが見えています。大きな収穫です。あとは実践あるのみです。


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箱根合唱セミナー2011!二日目・作曲家編 [合唱]

箱根合唱セミナー2日目作曲家編

 今回のめあての中に、作曲家の方々がどんな思いをに曲に込め、楽譜に表しているか?というものがありました。今回のセミナーでは、作曲家の先生方は、曲に様々な思いを込めて作っているんだなあということを感じました。すごくステキな曲を作っておられる3人の作曲家の先生方の講座を受けました。

山崎朋子先生講座

 山崎先生は現場の先生です。子どもたちのことをよく知っています。だからこそ、作曲する際、子どもたちの歌いやすさを考えて曲作りをしていることがわかりました。曲を例に説明します。

「春風の中で」より

 最初はユニゾン(高音も低音も一緒のメロディ)でスタートしています。その方が、子どもたちにとってとっつきやすい。ということで、あえてそうしているそうです。

 また、アルトも主人公になるようにメロディを作っています。どのパートを歌う子も主人公になれるようにです。

 「あるいていく」という歌詞が2回続くところがありますが、2回目は全員で歌うようにしたそうです。その方が自然に盛り上がっていきます。

「大切なもの」より
 息継ぎがしやすいようにメロディや伸ばす部分を考えておられました。
また、前奏も短いので、集会などでやりやすく、現場向きです。

  山崎先生の曲はメロディがきれいで、やさしい気持ちになります。歌詞も心に響きます。
 何よりも、無理がなく、意欲も持てそうで、子どもたちが歌いやすそうです。

 新曲「春風の中で」は今の僕の気持ちと重なり、歌っていると泣きそうになりました。合唱団で歌ってみようと思っています。

(今回出た楽譜とCDです。混声編もあります。)

CD KGO1084 山崎朋子 Original Songs 同声編

CD KGO1084 山崎朋子 Original Songs 同声編

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 教育芸術社
  • 発売日: 2011/07/23
  • メディア: CD

松井孝夫先生講座

熱い思いを秘めた先生でした。
心に残った言葉があります。

歌詞を繰り返し読む。そこから自然なメロディが生まれる。
歌詞とメロディはつながっている

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 言葉を大切にしてほしいという意味でしょうか。日本語を大切にするというソアーベ児童合唱団の坪口先生と似ているなあと思いました。

すてきな曲をたくさん紹介していただきました。

「これからもずっと」
 昨年9月に亡くなった富岡博志先生に送るために作った歌でした。松井先生の強い哀悼の気持ちが込められた曲でした。自分自身の誰か重ね合わせて歌ってほしいとおっしゃられていました。

「朝」
 作詞家の水内喜久雄先生は、心筋梗塞で倒れました。そんなとき救ってくれたのが、水内先生自身が以前作った歌詞のこんな言葉
「だいじょうぶのことばがいまたしかに聞こえて」
 そんな歌詞に松井先生がすてきなメロディをつけた曲です。

「笑顔を忘れてしまった君に」
 しんどい人を励ます歌です。小学校でも歌えそうです。アップテンポで、本当に元気の出る曲です。振り付けつきです。合唱団で歌いたいと思った曲です。

「虹色の未来」
 震災後、自分自身が前向きになりたいと思い作った曲だそうです。この曲も良い曲でした。ソロの部分あり、混成3部のすてきな曲です。

「マイバラード」
 松井先生の代表作です。
本当にいい曲です。歌っているうちに熱い気持ちになってきました。先生が24歳のときに作り、世に出るきっかけとなった曲だそうです。

 この講座でも良い曲がたくさんあるなあ、と思いました。コンクールに向けて、こんな歌を歌ってみたい。あるいは、コンクールに関係なくても歌ってみたい。そんな曲がいくつもありました。

(「笑顔を忘れてしまった君に」が入ったCDと楽譜です。)



 講演後、松井先生と少しお話しをさせていただきました。

「気持ちを感じる歌ばかりで、とても感動しました。」と感想を言いました。
すると、松井先生、
「私も気持ちが入るタイプなんで、指揮なんかも大きいって言われんるんです。」
その言葉で、ものすごく嬉しくなった僕。
「僕もそうなんです。でも今年のコンクールは気持ちが入りすぎてだめでした。」

 そして、「コンクールと気持ちの関係」についての話しになりました。

 松井先生のお話によると、審査員にもよるが、「コンクールでは、気持ちの
入れすぎはよくない。」ということをおっしゃいました。入れても一ヶ所ぐらい。
 ただし、クラス合唱やコンサートでは、どんどん気持ちを入れたらいいって。

松井先生とお話をして、自分の中ではすごくすっきりしました。

 コンクールは、コンクール。一種の勝負事。だから、コンクールではそういう方法を追求した方がいい。
 でも、そうでない時は子どもたちと気持ちを追求すれば良い。

 ひとつ見えた感じがしました。
わりきって、分けて考えればいいのです。
 でも、「いい音楽を追求すること」は、共通しているはずです。

 松井先生の音楽、気持ちの込められたいい曲が多いです。
 いつかうちの合唱団でも歌ってみたいです。 

橋本祥路先生講座

橋本祥路先生の講座では、逆に作曲家のこだわりを感じました。
特に下の言葉が心に残りました。

記号、強弱記号は作曲家のメッセージ

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 楽譜の記号はただ書かれているのではなく、作曲家の強いメッセージなのです。だからこそ、大切にしなくてはいけないと心に強く思いました。

 橋本先生は、「歌よありがとう」の作曲家です。その歌を例に、歌唱指導されました。いろんな部分で、こう歌ってほしい、という願いをもっておられました。楽譜に記されているのは、それらの願いの中のほんの一部です。
 このようなことからも、楽譜上の記号は、きちんと守り、歌っていきたいと思いました。

 ちなみに、「歌よありがとう」の作詞は花岡恵となっていますが、橋本祥路先生のペンネームだそうです。

 作曲家のお話を聞くことで、ひとつひとつの曲へ込められた強い思いを感じました。

 僕たちはそんな思いを大切にし、その上に僕たちの思いを乗せ、歌っていきたいと思いました。

ps.松井先生とのお話の中で、こんな言葉も心に残っています。
記号のついてないところが、工夫のしどころ。


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箱根合唱セミナー2011!一日目・講座編② [合唱]

 二つ目の講座は尊敬している丸山先生の講座です。
 丸山先生のご指導される合唱団の歌声は、明るく華やかな声で大好きです。
 まず、一番始めにおっしゃったことは、

 歌うための人的環境を整えることを何よりも大切にしている。
ということです。

 どんな声を出しても笑われない環境。たとえ音がはずれようが、まわりがあたたかく見てくれる環境。それを大切にしているというのです。
 これは、昨年度もうかがい、うちの合唱団でも大切にしてきたことです。
実際、本当に大切なことだと感じています。まず、声を出すこと。そこから始まらないといけません。何度言っても良いというくらい根本的なことだと思います。

また、体験談や失敗談、自分の思いを子どもに伝えることをよくしているそうです。
 単に歌の指導だけでなく、それにまつわるいろんなお話をされることは、福井ソアーベ児童合唱団の坪口先生と共通するところがあります。
 そんなことから先生の人間としての暖かみを感じるのでしょうね。

 丸山先生から名指しで指名され、舞台の上でよい見本として歌いました。ドキドキしましたが、とってもうれしかったです。

この日は、低中高学年の発達段階に応じて、どんな指導をしていったらいいのか、実技をまじえて教えていただきました。

全部は書ききれないので、今の僕のアンテナに引っ掛かったことだけを書いてみます。

まず、低学年。

高音を出す方法として、高い声での言葉のキャッチボールをすると良いそうです。たとえば、
マルマルさーん。ハーイ
って高音でやりとりするのです。
これ、4年生ぐらいでもとっても喜びます。
低学年は音域が狭いので、こういうことをお遊びでやったり、高い音域の部分を歌わせるといいそうです。特に「歌えバンバン」がおすすめだそうです。

中学年
友達と心を合わせて歌う体験を大切にしたらいいということでした。
友達とペアで歌い合う。感想を言い合う。そんな体験

時間がないので、続きはこんど更新します。

箱根合唱セミナー、超刺激的です。


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箱根合唱セミナー2011!一日目・講座編① [合唱]

 いよいよ箱根合唱セミナーが始まりました。

最初は、横田純子先生講座です。
 「生徒を引き付ける発声指導とグッズ」という演題でしたが、これがほ~~んとうにおもしろかったです。

 昨年度は、二つの講座が同時進行で行われたため、横田先生の講座は音声だけ録音しました。しかし、いろんなグッズが見れず、とても残念な思いをしました。今年はいろんなグッズを見ることができ、大変満足しました。

 本当にいろんな工夫をされている先生で、とても感動しました。

 口で言うだけではなく、リアルにイメージしてもらうことを大切にしておられました。そのために、なんと、骸骨・横隔膜・肋骨の模型など、いろんなグッズを用意されていました。

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 これは、鼻と口がつながっているということを示すためのグッズです。子供達これをみたら、キャーと言いながらも、楽しく納得することでしょう。

 下のような実験装置も持ってこられていました。これをみることで、おなかで吸う事が納得できます。

 心をもので表すという言葉がありますが、横田先生はまさにそんな方でした。

 また、いろんな情報を合唱に応用されていました。

 合唱指導では、子供の心にすっと入っていくような言葉かけが大切です。そんなキラッとするような言葉がある番組を紹介していただきました。「スーパーオペラレッスン」というテレビ番組です。指導によって子どもたちの歌声がどんどん変わっていき、とても感動的なドラマだそうです。そのドラマの中にステキな言葉あり、合唱指導をする上でも、参考になるそうです。本も出ているそうです。

スーパーオペラレッスン  バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心 (NHKシリーズ)

スーパーオペラレッスン バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心 (NHKシリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2010/12/25
  • メディア: ムック

 

 また、みんながいい声を出すようになったコマーシャルの紹介。

 これは、子供達真似したがりますよね。そんなことを音楽の授業に応用。様々なものを授業に結び付けています。

 

 音楽の授業のやり方でも参考になることがたくさんありました。

 3年生とのつながりを持つために、初対面で頭をさげたそうです。すると、2回目ぐらいで、男子が「合唱部に入っていい?」という動きを見せたそうです。
 謙虚に、しかも楽しく。対人間として接する。横田先生のキャラだと思いました。
 ちなみに先生は授業で「合唱団に入って!」と言ったことはないそうです。でも、今年「コンクールに出てもいいよ。」という男子が数人がやって来たそうです。

 パート指導のやり方がおもしろかったです。

 まず教師がそれぞれのパートを歌います。このとき、パート練習の必要がないくらい何度も繰り返し歌います。そういう時間をあえて持ちます。
そうすると、子どもたち歌いたくてうずうずします。

 そこでパート練習にわかれます。

 事前にアルト・メゾ・ソプラノ、それぞれのcdを作っておくそうです。

 パート練習の場所は3箇所用意します。そこには、キーボード・cdデッキを1セットずつ用意してあります。

ポイントは、長い時間パート練習はしないということです。長くて3分ぐらい。
先生は真ん中に立ち、ことあるごとに止めるそうです。
そこで指導をいれます。
例えば返事の仕方など・指導したい・注意したい!と思うとき止めて指導します。

 つまり、パート練習のやり方を指導しているというのです。なぜなら、パートリーダーもどうしていいのかわからないからです。このようなパート練習法で子どもたちを育てていくそうです。

 このパート練習法は、子供達の動きの練習。共同作業として位置付けているようです。

音とりが終わってから以後の授業は油断できません。

少し歌わせてはお題を出すそうです。お題にはこんなものがあります。

今嫌だったことなかった?
伸ばしすぎたところ、短かったところはなかった?
時には「なんだか気持ち悪かったね?」

等と問いかけるそうです。 

 これらのお題は、楽譜を分析し、こんな風に歌って欲しいという部分で問いかけられるよう、あらかじめ決めておくそうです。

その答えをとなり同士で相談し。なんと5秒で考えるという展開です。

 子どもたち油断ができないでしょう?でも、どんどん参加してくるそうです。

 この方法は、ともすれば、一部の子供達しか活躍しない受身がちな子供達の活動を参加型にできないかという思いで始められたそうです。また、子供達が自分で考えられるようにし、動ける子供達にしたいという思いもあったそうです。

 まず合唱団の方から始めてみて、それをだんだん授業にでもやるようになったということでした。

 合唱指導って、教師が指導し、子供達が受身的な形態になりがちです。この方法は、とても魅力を感じました。

 とてもエネルギッシュで楽しい講演でした。ぜひ一度、実際のご指導の様子を見てみたいと思いました。

 横田先生、ありがとうございました。


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