Nコン2011、今年の結果は・・・ [合唱]
今日、Nコン、県コンクールがとうとう終わりました。
子供達、最高の歌声を聞かせてくれました。
練習でやったことが、ほぼできました。
ハーモニーが決まりました。
何よりも気持ちが感じられました。
みんな一生懸命でした。
ステージの上で、思わずグッドのマークを出しました。
僕はそれで満足でした。
あとはどんな結果になろうといいと思いました。
今年のコンクール、どの学校もすばらしい演奏でした。
どの学校が金をとっても不思議ではないと思いました。
結果発表です。
結果は…銅賞でした。
子供達に言いました。
先生は、みんなが気持ちの込められたいい歌を歌えたと思います。
結果はどうでもいい。
でも、なぜこうなったか、という振り返りはしていこうね。
うちの県では、審査員の個別講評というのがあります。
5人の審査員に、直接歌の講評をしていただけるのです。
良かった点として、どの審査員からも、「きれいで明るくやわらかい声をしている」って言っていただきました。また、曲作りがていねい。そして気持ちを感じられたってことも共通していました。
ただ、表現の良さと同時に、それをやりすぎたってことも言われました。
アゴーギクをやりすぎている。(テンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現の一つ。)
ルバート(テンポを自由に動かしながら演奏すること)が多かったとも言われました。
フォルテも力みすぎだと。
気持ちを感じられたと同時に、それをやりすぎたことが減点の対象になったようなのです。
コンクールはやはりコンクールなのです。詩の意味を考え、曲の解釈をやりすぎて楽譜から離れていると、減点の対象になってしまうのかもしれません。楽譜に忠実にすることを強調されていました。
また、Pの声が聞こえない。強く声を出すと、母音が不ぞろいになる。
そんな技術的なことも指摘されました。
ただ、僕たちは僕たちの納得できる歌が歌えたことを誇りに思っています。みんな仲間になって、気持ちを伝えること。ひとりぼっちの子がいたら、そばにいてあげるぞ。そんな気持ちが表現できたように思います。
コンクールを通して、子供達はずいぶん成長しました。本当の仲間とは何か?ということを真剣に考えました。本当の仲間になろうと努力しました。
そんな中で成長した子がたくさんいます。
みんなのために一生懸命働いてくれた子。
遅刻せずに来れるようになった子。
みんなとがんばって、表現力が伸びた子。
歌声が良くなった子。
音程がとれるようになった子。
心の強さを感じられるようになった子もいます。
特に6年生ががんばってくれました。
下の子の面倒を見たり、準備をしたり、片付けの指示をしたり、おやつを分けてくれたり・・・
本当にいい6年生だと思います。
そして、一日一日がとても充実した日々でした。
結果は銅賞ですが、今年の僕には悔しさはありません。それは、僕たちの納得いく歌が歌えたからです。
帰りのバスの中はいつものように大騒ぎでした。
校長先生のピアノ伴奏で、コンクールができたってことも、うれしいことです。日本広しと言えど、校長先生の伴奏で歌えた子供達や僕は幸せです。
熱き僕たちのNコン、今日で終わりました。
そして、合唱団の子供達や僕たちの本当の夏休みは、明日から始まります。
みんな、羽を伸ばして、楽しい夏を満喫するんだよ。
今まで支えてくださったたくさんの保護者のみなさんや先生方に心から感謝です。