夏服の少女たち [その他]
今日は、全校登校日。そして、長崎に原爆が落とされた日でもあります。
全校集会のあと見た一本のビデオがとても胸に迫るものだったので、紹介します。
出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
メディア: DVD
1988年8月に放送されたものだそうです。
広島県立第一高等女学校1年生の220人の生徒の物語です。
原爆の犠牲となった少女たちと残された親たちの悲しみを描いた作品。アニメとドキュメンタリーで構成され、実体験が元になっています。
少女たちは自分たちで夏服をつくっています。古着を元に作っているのですが、それでもとてもうれしそうです。そしてとうとう夏服ができあがったとき、彼女たちは「夏は来ぬ」を歌わせてください」と先生にお願いします。
美しい歌声です。戦争中であっても、こんな美しい歌があり、少女たちは歌っていたのでしょうね。そんな歌を聞いていると胸が熱くなりました。(「夏は来ぬ」アップします)
1945(昭和20)年8月6日がやってきました。彼女たちは学徒動員で市街の建物取り壊し作業に行きます。
雲一つない夏空に、きらきら光り落ちてくる物体が現れました。少女たちは見とれていました。「なんだろう?」「きれいだな?」と笑顔で眺めます。
そして、突然の白い光!少女たちは爆心地からわずか800メートルのところにいたのです。全員がなくなりました。
長いときが過ぎ、8月6日を控えたある夏の日、ふろしき包みを持った老夫婦が広島市原爆資料館を訪れました。
「長い間娘の形見として守り続けてきたが私たち夫婦も老い先短い。代わってめんどうをみてもらいたい」と言って包みを差し出しました。
包みの中身は丁寧にたたんだ燃えてボロボロになった女学生の夏服でした。
彼女たちが自らの手で縫い上げた夏服だけが無惨に焼け焦げボロボロになって親元に戻ってきたのです…。
それを何年も大切に形見としてとっておいた親の気持ち。そして、まだ生きたかったろう少女たちの気持ちを考えると、胸が熱くなり、切なくたまらない気持ちになりました。
一昨年広島へ行きました。そのとき原爆資料館で、たくさんの焼け焦げた服を見ました。これはその中の一つだったのかもしれません。
高学年の子供達にぜひ見せたいビデオです。
戦争を繰り返してはいけません。深く深くそう思います。
今日、石川県内にテレビ放映されます。 [合唱]
今日、石川県内にテレビ放映されます。
今晩のNHK総合「かがのとイブニング」という番組でうちの合唱団の歌声が放送されます。
石川県内のみの放送です。ご覧になれる方、どうぞ、見て聞いてあげてください。
昨日の学校の放映は午後6時45分ごろでした。
今日も、そんな頃かな?
そのうちNコン2011でも、音源が公開されるでしょう。その時はまたお知らせしますね。