いよいよ明日、特別支援学級担任としての運動会 [行事への取り組み]
よいよ明日は運動会です。
初めての特別支援学級担任としての運動会。明日、どんな感じになるのでしょう。
やれることはすべてやってきました。
手足の不自由なわがクラスの2人の子が、どうしたらみんなの中で一緒にやれるか。
毎日、知恵をふりしぼりました。
騎馬戦の時は、大きな幟の旗を持ち応援することにしました。
ダンスのボンボンは、マジックテープで手から離れないようにしました。
リレーの時は、バトンを持ち、先頭で入場させてもらうことにしました。
組体操は、知恵の結晶です。たくさんの子供達に協力してもらいながら、すべての技に、何らかの形で参加させます。
この子なりのサボテン。この子なりの飛行機。この子なりの扇。すべての技がこの子なりのものです。あとは、明日の本番を待つのみです。
今回の練習を通して感じたことがあります。
それは、弱者の立場です。
今までは、子供達を集団としてみてきました。特に運動会の練習ではそういう視点が大切です。
しかし、学校には、いろんな子供達がいます。うまく練習についてこれない子もいます。できない子もいます。そんな子供達が切り捨てられずに、みんなの中で気持ちよく、胸張って参加できる環境づくりが大切だということを強く感じました。
できるようにするということも大切ですが、知恵と工夫によって、その子の出来ることを考え、できる環境を作ってあげるということ。
そんなことを学んでいます。
これは、普通学級でも言えることかも知れません。
いろんな子供達がいますが、知恵と工夫によって、その子その子を生かせる場を作ってあげる。
違いを認め、その子が生き生きとできる環境を作ってあげる。
特別支援学級担任という立場は、違った視点を与えてくれます。
明日、今までと違った運動会が僕には見えそうです。