百聞は一見にしかず!合唱団コンサートツアー [合唱]
今日は、合唱団の子供達を連れ、ある合唱団のコンサートを見に行きました。僕の大好きな合唱団です。
いろんな意味で勉強になりました。そして感動しました。
まず、練習時間を見学できたことは、すごい収穫でした。
指導の先生がいないのにも関らず、自分達でどんどん練習を進める子供達。
6年生のリーダーが声をかけています。そしてみんな楽しそうに練習を繰り返しています。子供達の育ちを感じました。
また、それを周りで温かく見守る保護者のみなさん。練習から明るく温かい空気で満ちていました。
ステージに出る前に指導の先生が言っていた言葉。いい言葉なのでメモしました。
顔で表現
体で表現
気持ちで表現
まさにそんなステージでした。
今回僕が意識していたのは声です。
地声を歌の中でどう生かしていくか。多治見少年少女合唱団の衝撃的な歌声を聞いて、僕の中での今のテーマになっています。
いろんな曲がありましたが、曲によっては地声が聞こえました。小さな学年の子供達の声です。
しかし、その地声、決してわるい声ではないのです。むしろ自然で心地よい声です。
また、曲によっては、その地声が聞こえなくなります。不思議です。溶け込んでしまっているのです。
いろんな歌を聞いて思ったのは、「曲によって声を使い分ければいいのだな」ってことです。
その先生は、こうおっしゃいました。
聞いてて耳をふさぎたくなる声は、いや!
そんなふうに言っている。
たしかに地声でも、二種類あるように思います。
乱暴で汚い声。
子どもらしい明るい声
2年生の音楽の授業で、この言葉使ってみようと思います。
また、振り付けも良かったです。リズミカルで、かわいい動き。
多治見少年少女合唱団の時も感じたのですが、動きも歌と同様、センスが現れると感じました。
この合唱団は、とてもていねいに歌をつくりあげています。
音程。声。強弱の付け方。伸ばし方。言葉の扱い。表情。体の使い方など。
一つ一つがていねいです。
一つ一つがうちの合唱団と微妙な差があります。そんな微差が積み重なることで、大きなものになるんだなあと感じました。
特に最後の曲。まいりました。一生懸命歌う子供達。いろんな声が積み重なっていき、どんどん歌の世界にのめりこんでいく自分がいました。大きな世界ができていきます。フィナーレへと近づくにつれ、どんどんとその世界が僕を包んでいきます。
僕はもうたまらなくなりました。
あ~~、合唱っていいなあと心で叫んでいました。
歌声・歌の世界・リズム感・合唱団のあり方など、いろんな意味で勉強になりました。
帰り、車の中で、子供達に今日の感想を言わせました。すると・・・どんどん意見が出てきました。
「6年生がリーダーになって、自分達で練習をすすめていたのがすごいと思いました。」
「○○さんにつけくわえて、そのあと、リーダーがアドバイスしていたのがすごいと思いました。」「わたしは、○○さんと似ていて・・・」
まるで、授業のようです。そして、どんどん盛り上がり、自宅に着くまで、感想の意見が途切れませんでした。一人で18回も意見を言った子もいました。それだけ子供達もたくさんのことを感じたようです。
百聞は一見にしかず、と言うように、今日の演奏を聞いて、僕も子供達もたくさんのことを体感しました。
これからも良いものをたくさん見ていきたいです。
合唱団の皆さん、指導の先生に、心から感謝です。
PS.たくさんの保護者の皆さんから、あいさつされ、とてもうれしかったです。ありがとうございました。