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校長先生の合唱指導から学んだこと!ミラクルな音とりの方法 [合唱]

 冬休みが始まりました。合唱団は、アンサンブルコンテストの練習が、今日から本格的に始まりました。難航していた曲も決まりました。(曲は内緒です)
 今年は、やる気のある子供達を募り、選抜隊を作って挑戦することにしました。10名の子供達が集まりました。
 
 今年は、校長先生に全面的に指導をお願いすることにしました。
 校長先生は今年度で最後です。校長先生の思いきったご指導で子供達をう~んと伸ばしてほしい。更に校長先生のご指導を学びたい!!この二つの気持ちでお願いしました。校長先生、快くOKしてくださいました。本当に感謝です。

 今日はその初日。本当に勉強になりました。その勉強になったことを記録していきたいと思います。

合唱指導には大きく二つの方法があります。

1.パートごとに指導し、合わせていく方法。
2.初めから少しずつ部分ごとに仕上げ、最後までいく方法。

 今回は2番目の方法で行くことになりました。

 アンサンブルの曲は、最大5部まで分かれます。どうやって指導されていくんだろうと思っていたら、なんとミラクルな方法。あるものを使って、同時にパートごとに練習するのです。これなら、符読みと音とりが同時にできます。なんだと思いますか。

 鍵盤ハーモニカです。

 楽譜を渡し、パートごとに分かれ、指定した部分まで、鍵盤ハーモニカで練習するのです。これなら、必ず譜面を読むことになるし、音も確認できます。更にずっと吹き続けるわけですから、ブレスの練習にもなります。
 そういえば、多治見少年少女合唱団も、鍵盤ハーモニカを使って練習しているって、以前教えていただきました。24声もある曲を鍵盤ハーモニカでマスターしてるんですよね。(団員のさゆりさん、ありがとう!)

 校長先生は40分間練習するようにと指示を出しました。

 しかし、その間に中間チェックを2回されました。ただ40分させるよりも、中間チェックをする方が、だれなくていいということです。この辺もすごいなあと思いました。

 さあ、40分経過しました。

最初はピアニカだけで音合わせをしました。
次に各パート一人がピアニカ、残りが歌を歌って合わせました。
ピアニカの子を交代し、これを繰り返します。
最後に、全員歌を歌いました。

 すると、今日の部分の音とりができてしまいました。なんというミラクルな方法でしょう。この方法は使えます。

 鍵盤ハーモニカは、息と音とが関係していますので、伸ばす部分や強弱もこれで練習できます。改めて、鍵盤ハーモニカのすばらしさを確認しました。

 その後、スラーの表現ができるような練習をしました。photo.jpg

 今回の曲は長いスラーが多用されています。その間は息継ぎをせず、なめらかに一つのかたまりとして歌っていく必要があるそうです。そのスラーの表現をつけるのにどんな方法をつかったと思いますか?

 母音唱です。

 全部アイウエオの母音で歌わせるという方法。これなら滑らかに歌う練習になります。
 母音唱で歌い、その後、歌詞で歌うと、子供達の歌、みるみる変わって行きました。

 校長先生のお陰で、スラーの意味がとてもよくわかりました。 
 今日はスラーのみに着目し、どんどん表現をつけていきました。そして今日の目標とする部分まで、ある程度歌えるようになりました。子供達も達成感があるでしょう。

 こんなに身近な所で、すごい指導法を見られる自分は幸せです。これからも学んだことを吸収し自分のものにするために、どんどんアップしていきます。


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ジュニアクワイア浜松のJCさんへ [合唱]

 ジュニアクワイア浜松のJCさん、コメントありがとうございます。コメント欄に何度も送信したのですが、なかなかうまく行かず、記事にしてアップしますね。

 当日はすばらしい歌声をありがとうございました。一生懸命練習したんでしょうね。最後のコラボとダンスも楽しいものでした。ありがとうございます。

「名古屋の子のなかにどうしても仲良くなりたい子がいまして手紙を送りたいのですが、、、住所も名前もわからずこまっています><」

 アドバイスになるかどうかはわかりませんが、思いついたことを書いてみますね。
 当日プログラムをもらいませんでしたか。そこに名古屋少年少女合唱団事務局の住所が書いてあったと思います。そこに、当日の感想を書いて送ってみてはどうでしょう。きっと喜んでもらえると思いますよ。そして追伸にお友だちになりたい子の特徴と、名前を教えてもらえませんか?という内容のことを書くのです。もしかすると、もしかするかもしれませんよ。

 また、お願いして、合唱団の練習を見学するのもいいかもしれません。これは自分の勉強にもなるし、確実にみつけられる方法だと思います。

 思いは実現するといいます

 JCさんの願いが叶うことを願っています。
 実は僕も、勇気を出してお手紙を書いたり、お電話をしたりして、考えられないようなすごい方々と出会うことができました。

 出会いは運命を変えます。

 成功を祈っています。
 他の団員の方々にもよろしくお伝えください。

 いつかうちの合唱団ともコラボ!!となったら楽しいですね。これを機会によろしくお願いします。


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名古屋少年少女合唱団クリスマスコンサート(2011)に行ってきました!その2 [合唱]

  石川県はホワイトクリスマスになりました。
 朝、そんな中をランニング。雪の中を気持ちのよいランニングでした。

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 メリークリスマス!! 
 皆さんに、名古屋少年少女合唱団のクリスマスコンサートレポート第二弾をお送りします。

名古屋少年少女合唱団クリスマスコンサート(2011)に行ってきました!その2

 ジュニアの後は、シニアと呼ばれる少年少女達が出てきました。
 アベマリアを歌いました。
 この曲って、同じ歌詞に何人も有名な作曲家が曲をつけてるんですね。
 
 ここからは水谷先生が指揮をされました。
 シニアの歌声は厚みのある声で、ハーモニーも素晴らしいものでした。
 4人の男の子だけの部分もありました。ウィーン少年合唱団を彷彿させるような歌声で、声量も十分あります。ジュニアから、こんな風に声が発展していくんだなと思いました。
 自然な発声だと感じました。
 
 聞いているうちに、鳥肌がたってきました。特に、ブラームス作曲のアベマリアは、聞いているうちにだんだん体が熱くなってきて、なんだか泣きそうになりました。明るくやさしく包み込むような歌声でした。

 Alleluiaという曲は、水谷先生の指揮で、歌声がピタッと切れたり、大きくなったり、小さくなったりと・・・。変化と強弱の世界でした。団員と水谷先生がまさに一つになっていました。

 今回のコンサートでは、ジュニアクワイア浜松という合唱団も出演し、コラボをしていました。
 
 ここもレベルの高い歌声でした。頭声の広がるような声という印象を持ちました。緑のユニフォームがかわいかったです。

 当たり前のことかもしれませんが、合唱団によって、歌声が違うなあと思いました。だからこそ、コラボはおもしろいと思いました。コラボによって、それぞれの合唱団の特徴が浮き上がってきます。

 ジュニアクワイア浜松の子供達への水谷先生の次の言葉が心に残りました。

今日は笑顔で楽しんでください。
楽しむことがお客様へのサービスになります。

 そうです。やはり楽しむことが一番大切なんですね。

 リハーサルは、ゴスペルへと進みました。今までの声とまた違いました。
 一曲目は、GO TELL IT ON THE MOUNTAINという曲
 まず声が明るい。地声と頭声の中間の声といった印象です。ジュニアでの声がこういう形で発展していくんだなあと思いました。

 Mary had a babyという曲では、いろんな声が聞こえてきます。高い声や地声に近い声。いや、それ以外の声も。七色の声が、いろんな所から飛んできます。まるで声のオーケストラです。ゴスペルってすごい!!と思いました。きっとこれ、名古屋少年少女合唱団独特のゴスペルの世界なんでしょうね。

(こんな曲です。雰囲気は全然違うけど)

 その後、後ろから、ハンドベルを持った団員たちが登場してきました。ディズニーランドのパレードの音楽「エレクトリカルパレード」を鳴らしながら行進しています。
 合唱が続いた中での美しいハンドベルの世界。変化に富んだ心憎い演出です。
 それにしても、立派なハンドベルでした。そのハンドベルが美しいハーモニーを奏でます。簡単そうにやってましたが、難しいんでしょうね。

 そして、最後のステージ。みんなで一緒にミュージカル!のリハーサルへと進みました。
 名古屋少年少女合唱団とジュニアクワイア浜松とのコラボ。メリーポピンズより、スーパーカリフラジリスティックスピアリドーシャス。これが、楽しいのなんのって。

(こんな曲です。まったく雰囲気は違うけど)

 二つの合唱団が入り混じり、踊りながら歌っています。まさにエンターテーメントの世界でした。

 水谷先生はいい表情・いい踊りの子の立ち位置を、次々と目立つ場所に変えて行きました。それに従って、ますます踊りが生き生きとしてくる団員たち。特に、ジュニアクワイア浜松のソプラノの男の子。目立ってました。とっても良かったです。
 
 最後のアンコールは、アボリジニに伝わる歌、カメの踊りでした。
これはラ・フォル・ジュルネ金沢のステージで初めて見て、びっくりした歌です。全員黒の衣装を身にまとい、胡坐をかき、振り付けをしながら歌います。座ってはいますが豊かな声量、美しく厚みのあるハーモニー。本当にすごい!プロの世界です。
 あらためて「僕たちは、こんなすごい合唱団たちと同じステージに立ってたんだなあ」と鳥肌が立つ思いで聞いていました。

 リハーサルは、あわただしいものでした。でもそんなリハーサルで、僕は何度体が熱くなり、泣きそうになったでしょう。それほど、団員たちの取り組み方は真剣で、プロ意識を感じました。
 
 本番は、満席でした。すばらしい演奏を堪能しました。
6部構成のステージ。変化に富んだステージでした。リハーサルと本番で、2回感動させていただきました。本当に心から感謝です。

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DSC_0220.jpg(帰途につく、お客さん)

 名古屋少年少女合唱団のクリスマスコンサート。プロのステージだと思いました。お客さんを楽しませる要素がたくさん詰まったすばらしいコンサートでした。

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 今回のコンサートで一番感じたことは、音楽にはセンスが必要だ!ということです。それはまず指導者に求められるのでしょう。指導者自身が、音楽的センスを高めていくことが大切だと思いました。今回のステージは、洗練されたセンスを感じました。そのセンスが心をふるわせ、潤わせてくれました。

 どうやったら、そのセンスは高められるのでしょう。それは、今回のステージのような良いものを見ることだと僕は、思います。合唱をやればやるほど、センスの重要性を感じます。

 合唱って、料理の世界と似ていると思います。同じ料理でも、一流のものとそうでないものとでは、行って来るほど、味が違います。一流の料理人は、まず一流の物を食べ、自らの舌を鍛えていくといいます。合唱の世界も同じことでしょう。一流のいいものを聞いて、自分のセンスを高めていく。そういう意味で、今回の体験は、僕にとってすばらしいものでした。これからも良いものをたくさん聞いて、自分のセンスを高めていきたいと思います。

 今回、リハーサルから見学できたことは、自分にとって貴重な体験でした。このような機会を与えてくださった名古屋少年少女合唱団OBのSさん、水谷先生、谷先生、更に、たくさんの感動をプレゼントしてくださった名古屋少年少女合唱団、ジュニアクワイア浜松の皆さん、スタッフとして動いてくださっていたOBや保護者の皆さんに心から感謝します。

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 本当にステキなクリスマスプレゼントでした。


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今日はクリスマスイブ。1分30秒の感動映像 [幸せに生きる]

 名古屋少年少女合唱団クリスマスコンサート第二弾をお届けするつもりでしたが、今日はクリスマスイブ。
 イブにちなんだ映像をお送りします。

 ネットでたまたま見つけました。短い映像ですが、いい映像です。


 メリークリスマス。
 良い時間をお過ごしください。


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名古屋少年少女合唱団クリスマスコンサート(2011)に行ってきました!その1 [合唱]

 今日は、名古屋少年少女合唱団のクリスマスコンサートへ行ってきました。
 なんとリハーサルから見学させていただくことになりました。本当に感謝です。

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 朝7時14分発の名古屋行き高速バスに乗り込んで、3時間30分。その後、タクシーにて会場のしらかわホールに着いたのが、午前11時。ちょうどリハーサルの始まる時間でした。
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 楽屋に行くエレベーターで同乗した男の方にご挨拶すると、
「ブログ読んでます。」
ってうれしいお言葉をいただきました。このブログのお陰で、どれだけ世界が広がったことでしょう。こうやって続けられるのも、今日の方を始め、読んでくださるみなさんのお陰です。心から感謝です。

 楽屋に入ると音楽監督の水谷俊二先生がおられました。ご挨拶をすると、なんとぼくのことを覚えてくださっていました。すごくうれしかったです。
 ラ・フォルジュルネ金沢の演奏で感動し、たまたますぐ近くにおられた水谷先生にご挨拶し、名刺交換させていただいたのです。

 さて、「リハーサルは好きな場所で」と言われ、真ん中の前から3番目の席に座らせていただきました。
 名古屋少年少女合唱団もたくさんのスタッフの方が動いていました。さすが、世界的な合唱団だけあります。

 これからはいろいろと水谷先生から伺ったことや見学して感じたことを書いていきますが、文責はすべて私、ムッシュにあります。ご了承ください。

 最初は、ジュニアのリハーサルでした。下は小学2年生から6年生までの入団したての子ども達だそうです。
 なんとそこで、水谷先生が僕の横に座り、いろいろと解説してくださるではありませんか。本当に贅沢なリハーサル見学となりました。

 ジュニアの第一声を聞いて驚きました。予想していたのと反し、とても子どもらしい声でした。頭声でもなく地声でもない、その中間の声でした。声に芯があります。そして声が明るいこと。

 水谷先生に声の感想を言うと、「この声は胸声だ」とおっしゃいました。
 自然で子どもらしい明るい声です。ソアーベとはまた違った声ですが、この声も聞いていて、心地よいのです。

 「手のひらを太陽に」は、ユニゾンでした。でも、ハモっているよりもいい。声にパワーがあります。子どもらしい合唱でした。

 ぼくの理想とする声でした。
 どうしたら、こんな声になるんだろう。と思いました。

 指揮は谷鈴代先生という女の先生がされていました。ジュニアの指導もこの先生がされているとのこと。今度、この先生のご指導を見学にいきたいと思います。

 さて、その時の水谷先生のご指導の中でで特に心に残ったことを書いてみます。

顔を明るく
 表情と歌声はリンクしているのでしょう。明るい表情を要求されていました。

鼻!
 何度も「鼻!」とおっしゃっていました。鼻に声を集めるってことでしょうか。鼻腔共鳴のことでしょうか。「鼻声で歌うように」ともおっしゃっていました。鼻の響きにポイントがありそうです。

喉があきすぎ!
 ビックリしたのが、これです。「喉が開きすぎていて今の声はダメだ」っておっしゃるのです。今まで僕は喉をあけるのが発声の基本だと思っていました。しかし、水谷先生によると、ジュニアはある程度のどをしめて歌っているというのです。確かに言われてみれば、そんな声です。だから声に芯があり、パワーのある声なんですが。でも汚くはない。もちろん、頭声の声も教えているし、すぐ出せるとのこと。
 どんな指導をしてるんだろう。ますます興味がわいてきました。

 今日は、ここまで。続きは明日!!


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