やさしさそれは、キーワード!!」 [幸せに生きる]
今日、合唱団のOBの保護者の方が、「先生、これ見てください」と言って、あるプリントを持ってきました。それは中学校の生徒指導だよりでした。
「先生、ここ読んでみてください」と言われて示されたのが、次の文章です。
とある校内風景
2階の1年生の教室前の廊下に、とある掲示物があります。それには「やさしさそれは、キーワード!!」とタイトルが打ってあり、「ぬくもりのある学年にするために、プラスのことばを使おう!!」というものです。
「やさしさそれは、キーワード!!」
それはまさに昨年度、うちの合唱団で歌っていた曲「そのときぼくがそばにいる」の一節ではありませんか。
そしてこう続きます。
「こんな言葉を使うと、人は幸せな気持ちになる。」とあり、プラス言葉の例として「ありがとう やった~! どういたしまして ごめんね どんまいっ!! 出来る!!…」などの言葉が並べてあります。
これって、まさに昨年僕が団員達にしょっちゅういっていたことです。プラスの言葉を口に出して言うといいよ。言葉には力があるんだよって。
なんということでしょう。
更にこう続きます。
おそらく1年生のリーダー会の生徒たちが作ったものだと思いますが、自分たちの学年をあたたかな雰囲気の学年にしようと考えて作ったものなのでしょう。
「1年生のリーダー会?誰がいるんですか?」
そうすると、保護者の方は合唱団OBの一人の子の名前を挙げてくれました。
「先生のまいた種がひろがっていますね。」と保護者の一言。
なんだか、涙が出そうなほどうれしかったです。
僕のやってきたことが、こんな予想もしなかった場所で芽生えているなんて、心からうれしかったです。
人はなんのために生きているんだろう。ゆるやかな時間の中で、そんなことをよく考えるようになりました。
何らかの形で、人さまのお役にたつことかなあと思います。
人はいつかは必ず死んでしまいます。でもまいた種は残ります。
人を励まし、勇気づけ、幸せに生きていける種をまいていきたいと思いました。
本当に、心の底からうれしかったです。