最初に子どもありき [合唱]
アンサンブルコンテストに合唱団の子供達を出そうと思っています。
しかし、その曲を決めかねています。
「全国に挑戦したい!!」と子供達は言います。でも、そんな曲はあまりにも難しいのです。
そんな時に昨日、福井ソアーベ児童合唱団の定期演奏会のDVDが送られてきました。
今日は、そのビデオを何度も見ました。
DVDで見ても、ソアーベはの歌声はやはり明るくって、子どもらしくって、いい歌ばかりでした。「福井わらべ歌紀行」は、さすが本家本元。何度聞いても楽しくって、しみじみときます。まさに合唱の原点です。
それを見ているうちに、「坪口先生が学校の先生時代、どんな曲でコンクールに挑戦していたんだろう…」という思いがわいてきました。
そこで今日、思い切って坪口先生の所に電話して聞いてみました。
坪口先生は学校の先生時代、合唱団の子供達を、Nコンや子ども音楽コンクールなどに何度も出していたそうです。
教えてもらったのが、次の曲の数々です。
おおひばり
風になりたい
川と少年より「どんぶらこっこ」
少年合唱とピアノのためのファンタジー 川と少年 少年合唱とピアノの為のファンタジー
- 作者:
- 出版社/メーカー: 河合楽器製作所・出版事業部
- 発売日: 1998/12/10
- メディア: 楽譜
五羽のつばめ
駿河の河より「みかんのかおり」
インターネットやユーチューブで調べてみたところ、いずれもメロディラインのはっきりしたいい曲ばかりです。
女先生は、「子どもの声を聞いて曲を決める」とおっしゃっていました。
僕はどちらかというと、曲に惚れこんで、それに子どもを合わせるという形で来たかもしれません。反省しました。
最初に子どもありきなんですね。
そういえば、ソアーベのコンサートもそうです。子どもの魅力を最大限に引き出す構成になっています。。
そこから、コンサートの曲選びについての話しになりました。下のような点に注意しているそうです。
・ソアーベにふさわしい曲を選んでいる。
・お客さんがあきないような構成にしている。(順番や途中で踊りを入れたり等)
最終的には、子供達を生かした曲を選んだらいい、というアドバイスを頂きました。
楽しい子がいれば、こっけいな曲
きれいな声ならば、美しい曲
ソアーベは、やはり自然です。子どもを生かしています。だから30年も続いているんですね。本当に学ぶことの多いお電話でのお話しでした。
最初に子どもありきです。これは、合唱に限ったことではありません。学級作りでもそうだし、組織作りでもそうだと思います。
いい学びができました。ありがとうございます。
PS.坪口先生のアドバイスで、福井わらべ歌紀行の「おきょうはかりかり」で1位になった学校があるそうです。審査員曰く、簡単な曲だけど、あまりにも子どもらしく生き生きしていたから…とのこと。僕もそんなふうにいきたいなあ。