教育音楽5月号より [合唱]
音楽専科に近い状態になりました。どんどん勉強していきたいと思っています。このブログでも勉強したことをどんどん記録していきたいと思っています。今回は教育音楽5月号より参考になった部分を抜き出しました。
宮城県仙台市立金剛沢小学校合唱団の記事より
4,5月は斉唱に力を入れる。パート分けはせず、ソプラノとアルトのどちらも歌えるように両方のパートを全員で歌う。まずはユニゾンで歌うことを大切にすることで、のちにハーモニーを作った時に声質に統一感のある合唱になる。
今はこの記事のように、ハーモニーを作るより、とにかく声を出すことを大切にしていきたいです。そして少しずつ統一感ですね。ソアーベの坪口先生も、まずは斉唱とおっしゃっていました。
緒方まゆみ 記事「指導の根底にあったのは、最善を尽くすということ」より
「ありがとう」と「ごめんなさい」がきちんといえる人になれ、ということをしつこく言い続けました。それさえできれば、社会に出ても生きていける。
部活動の練習を「厳しくてつらい」と感じる子どもには?
練習を「苦しい」「つらい」と感じるのは、理由もわからず「やらされている」からです。練習の意味がきちんとわかっていて、達成すべき目標がわかっていれば、同じ事をやっても精神的につらいということは感じないはずです。
コンクールの結果は重視しない?
コンクールに出るからには、金賞を目指すのは当たり前だと思います。しかし、金賞を取ったから「勝った」、金賞を取り続けている学校が「強い」といった表現は適切とは思えません。そこにあるのは、ただ「良い演奏」「演奏者に意志があり、感動がある演奏」だけだと私は思います。私はずっと長い間、コンクールを利用して子供達の成長の糧にしてきました。
合唱団の運営に参考になります。技術だけでなく、人間的な成長。両方同時にやることが大切なんですね。練習の意味をきちんと説明したり、考えさせたりしていきたいです。
症状別 発声指導の処方箋より
声がよわよわしい
息のスピードを意識する
声が弱々しくなる原因は、息圧が少ないか響きが薄いことにあるでしょう。息圧をあげるためには、息のスピードを速めることを意識させます。
「自分の前にある100本のローソクを消す」イメージで息を出させましょう。その時に、肩に力が入らないように氣をつけて呼吸練習をさせます。
次はその息を使って歌わせます。例えば「勇気100%」や「手のひらを太陽に」などを歌わせると、声は元気良く明るくなります。リズムに乗って軽くステップを踏んだり、振り付けをつけたりしても、弱々しい声はたくましくなっていきます。
叫ぶような声になりそうになったときは・・・
●みんなで歌う曲ですが、仲間の声を聞いていますか?自分の声がみんなの声をやさしく包んでいますか。
●鼻をつまんでみましょう。鼻をつまむと声がでにくくなるひとは素晴らしいです。鼻に響きが集まっている証拠です。
もともと明るく張りのある子供の声を自然に伸ばすことがたいせつですね。
音が下がらなくなる発声練習
声の出るポジションを高くする
目と目の間から音が出るような感覚で歌うとよいです。そして音程が高くなればなるほど、声の出るポジションをおでこ、頭と次第に高くしてください。
なお「目をパッチリ開けましょう」「眉毛を上に上げましょう」「こめかみを開くように歌いましょう」などと声をかけると声の出るポジションが下がらなくなります。
低い声が出ない
頭声発声を気にしすぎて声が薄い場合は、生声(地声)を大切にさせることが、しっかりとした低い声が響くようになるための解消法です。
地声で歌うときのポイント
まずは、何も作っていない子どもの自然な声を出させましょう。しかしここで大事なことがあります。
●地声でも、長い時間歌ってつらくならないこと
●声は口から出るのではなく、鼻の上の辺りから出ることをイメージさせること
●低い声でも暗くならないこと。
発声指導の参考になった部分をピックアップしました。
今の僕の課題は、子供達が、本来の子どもらしい明るい声が出せるようにすること。そのポイントがいくつかみつかりました。頭声のきれいな声を出すことは比較的簡単です。でも、それでは弱々しく薄い声になります。
ポイントは、子どもらしい張りのある声を大切にして、それを鼻のあたりに集めて出すことかな。
あとは実践です。