SSブログ

究極のエクササイズ、ラジオ体操第一 [授業]

 6年生の体育の授業を持っています。

 担任の先生から、「ラジオ体操の指導をして欲しい」とお願いされました。
合宿ではラジオ体操をするからです。また、夏休みのラジオ体操のことも考慮に入れられてのことです。

 「6年生、ラジオ体操の指導を真面目にやってくれるかな~」と思いながら、前の教育音楽の記事を思い出しました。

 練習を「苦しい」「つらい」と感じるのは、理由もわからず「やらされている」からです。練習の意味がきちんとわかっていて、達成すべき目標がわかっていれば、同じ事をやっても精神的につらいということは感じないはずです。
教育音楽5月号…緒方まゆみ 記事「指導の根底にあったのは、最善を尽くすということ」より

 そうです。練習をやる意味をきちんとわかっていれば、6年生もラジオ体操の練習をやってくれるかもしれません。そこで、こんなお話をしました。

 「今日はラジオ体操の練習をします。
 わけは、6月に合宿がありますね。そこでラジオ体操をやるからです。他にも9月には運動会があります。この中で前に出て模範でやる人もいるでしょう。その準備です。

 更に、このラジオ体操。調べてみると、究極のエクササイズだそうです。真剣にやるとかなりのカロリーを消化するそうです。4月23日の日テレ「スッキリ!!」で、紹介されました。秘かなブームになっているそうです。(実際こんなDVDが出されています。)

DVD付き  実はスゴイ! 大人のラジオ体操 (講談社の実用BOOK)

DVD付き  実はスゴイ! 大人のラジオ体操 (講談社の実用BOOK)

  • 作者: 中村 格子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 更に言うと、運動選手のケガを防ぐストレッチにもなるそうです。
 ストレッチには動的ストレッチと静的ストレッチの二種類があります。
 ラジオ体操は動的ストレッチにあたり、これを真剣にやると、関節などの動きがスムーズになり、運動での故障を防ぐそうです。
 少年野球やサッカー、水泳などのスポーツをやっている人には特に効果がありますよ。」

 そんなお話をしたあと、下の映像をプロジェクタで大画面に映し、体育館でやってもらいました。約9分間の映像です。
 僕がやるよりも、ポイントがはっきりしていて、またラジオ体操のお姉さんもキビキビした素晴らしい動きでいいと思ったからです。

 やってみると、6年生の子ども達、真剣にやってくれました。
 中にはだらだらとした子もいましたが、少数です。
 僕は、とっても感動しました。
 6年生ぐらいになると、こんなのはあまりやってくれないという印象があったからです。

 やり終えてから、とても感動したこと。すばらしい6年生だということをお話ししました。

 この6年生だからやってくれたのかもしれませんが、とてもうれしかったので、記事にしました。

 なお、この映像、僕自身もとても勉強になりました。
ラジオ体操って、きちっとやると、すごい運動になるんですね。それが実感できました。

 また、僕はいつも前に出て、逆にやっているので、左右どちらが最初か、ごっちゃになってわからなくなっていました。ラジオ体操のお姉さんは、僕たち教師と同じように逆(鏡のように)にやってくれています。子供達は、まず左を先にやるんですね。

 下のサイトも、ラジオ体操を指導する際、参考になると思います。

<図解>ラジオ体操第一

 子供達にも話しましたが、今までやっていたような静的ストレッチよりも、動的ストレッチの方が、故障を防ぎ、実用的だそうです。(プロ野球選手をお客さんとしている整体の人に教えていただきました)

 それを3分ちょっとで効率よくできるラジオ体操。究極のエクササイズです。習慣にしていこうかなと思っています。

PS.もちろん一時間中、ラジオ体操の指導をしていたのではありませんよ。このあとはとっても楽しい紅白玉合戦をしました。それについては、いずれまた。


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。