教えることよりも、楽しさを大切にする [授業]
音楽の時間、教えたいことは山ほどあります。けど、楽しさをメインにすると、教える量を抑えざるをえません。あともうちょいというところで終わることになります。けど、それでちょうどいいのかもしれません。今風の言い方で言うと、授業内容の精選です。
ソアーベ児童合唱団の坪口先生が、「一曲につき、教えることは3つに押さえている」っておっしゃっていたことを思い出します。「一年間を通して教えるんだ」ってことも思い出します。
子供達が歌を好きでいるためには、それがちょうど良いのかもしれません。
継続した指導で、欲張らず、子供達の気持ちを大切にしてやっていけばいいのです。
今日も5限目の音楽は、欲張らず、楽しさを大切にやっていきました。「とんび」の強弱も感覚的に楽しくやれるよう工夫してみました。
クレッシェンドと思うところは左手を上げ、デクレッシェンドと思うところは右手を上げる。
フォルテは起立。ピアノは床にしゃがむ。そんな歌遊びのようなやり方でやってみました。
子ども達、CDの歌声を聞き、体を動かしながら、楽しくとんびの強弱をつかんでくれました。そして、最後はみんながとんびになりきって教室をとびまわり、ジャンケン列車で遊んでおしまい。とってもいい顔で帰っていきました。
ぼくはきっとそんな笑顔が見たくて、授業をやってるんだろうなあ。
楽しさを大切にする。本当に大切な事だと思います。