身近な先生からの学び [授業]
今日、同じ学校の2年生の音楽の授業を参観させていただきました。ベテランの先生で、音楽の授業には定評のある先生です。本当にたくさんの学びがありました。
1時間の間に様々な種類、たくさんの量のことをされていました。
変化に富んでいました。
一番すごいと思ったのが、
階名唱⇔楽器
階名唱⇔歌
と、常に行ったり来たりしているのです。
これを継続すれば、子ども達、自然と階名と音の関係が体験的に体に入っていくだろうなあと思いました。
参考になったことがいくつもあります。箇条書きに書いてみます。
●音探し
先生がピアニカで吹いた音を、耳で聞いて吹いてみるのです。
音感が育つと思います。
●階名で歌う
先生が吹いた音を階名で歌います。
例えば、「ドレミ」と先生がピアニカで吹いたら、子供達も「ドレミ」と歌います。
●ドレミで遊ぼう
体を使って階名を表現します。
ドは気をつけ、レは腰に手、ミはバンザイのように決め、階名唱をしながら、動作もつけます。
動きがあり、楽しそうでした。
●かえるの合唱は、3グループに分けて
かえるの合唱をピアニカでひく場合、親指の位置が変わります。
ですから、変える必要のないように下のような3つのグループにわけ、一曲を弾かせていました。
ドレミファミレド
ミファソラソファミ
ドドドド ドレミファミレド
なるほど~~、これならおちこぼれません。
●2小節ずつ
なにか楽器の練習をするときは、2小節ずつ小分けにして指導しているそうです。これなら全員ができます。
●ピアニカは和音の響きを体験できる。
たとえばピアニカで「かえるの合唱」の輪唱をしておくと、歌でもやりやすくなるそうです。
ピアニカで、和音の体験をすることで、その感覚がつかめるのです。。
楽器は、指使いさえしっかりしていれば、ハーモニーは、歌うよりも簡単にできます。楽器で体験し、歌声でのハーモニー作りに生かす。とっても新鮮な考えでした。
その他にも、筑波大学のワークショップは、音楽の授業での引き出しを増やす意味で参加したら良い。
リコーダーはペアで聞きあい、良いところを見つけあいさせたら良い。
目を閉じて5分間、音探しをするといい。(音の感覚が磨かれていく。)
など様々な事を押していただきました。
身近なところのベテランの先生からも学ぶことが多いです。その先生が何気なくやられていることでも、何十年という蓄積があるからです。
研究授業ってかしこまったのではなく、普段の授業を見せてもらうこと。
本当にいい勉強になります。
来週は別の先生の授業を見せていただく予定です。
ありがたいです。
PS.もちろん僕の授業も、いつでもオープンにしています。