人は希望によって救われる [名言]
逆境においては、人は希望によって救われる。メナンドロス(作家)
Nコンまであと7日となりました。今の時期、一番苦しい時期かもしれません。
子供たちの疲れが見えてきたとき。
でも、それが過ぎると体がなれてきて、本番にベストの状態になっていきます。
走ることがそうです。ある時期を過ぎると、走るのが気持ちよくなってくる状態に体が変化して行きます。
今は、自分たちの目標をしっかりと意識して、そこに向けて希望を持つようにすることが大切だと思います。
希望は意識しないと見えてこないもの。
あせりは禁物です。
意識して、希望のひかりを見続けて本番を迎えたいです。
歌声がどんどん変身!串田淑子先生のレッスン [合唱]
今日はすごかったです。
合唱の練習です。なんと声楽の先生のレッスンを受けたのです。
その先生が、す~~~~~っごくすばらしい先生だったのです。
串田淑子先生と言います。
発声の仕組みを教わりました。
体を楽器にするために、屈伸や前屈などをして、いろんな筋肉を動かしました。
すると、みるみる声が出るようになってきました。
まず、体をほぐすことが大切なんだとわかりました。
あと、発声は、ハードとソフトに分かれているという説明があり、これはストンと僕の中で落ちました。
ハードは、呼吸、息の流れ、声帯です。
これらがないと声は出ません。パソコンで言うと本体です。
そのためのトレーニングをいくつかやりました。
またわりで歌う。ワキの下を持ってもらって歌うなど。
これに、響きをつくるために、以下のようなソフトをインストールするのです。
鼻腔が響くソフト
のどが響くソフト
胸が響くソフト
特に鼻や目の周りなどの鼻腔が響くソフトは重要です。
その一番良い方法は、口をあけたハミングだそうです。
鼻に息がいくのがわかります。
そして、そのハミングのあとの声はまた、かわりました。
その他にも参考になることがいくつもありました。
Oの口でAを発声するといい。
頭なぜなぜすると声が頭から前に行く。
言葉は舌と唇を鍛えること。
舌を出したり入れたりすると、言葉がはっきりするようになる。
おもしろかったなあ。
歌の指導の大前提は、楽しく歌うことが大切だということ。
本当に納得することばかりです。
一番感動したのが、声のクリニックです。
希望者の子供たちの一人一人の歌声を聞いて、様々な手立てで、すてきな声に変えてしまうのです。
今まで何年も薄い声だった子が短い数分間の間に、しっかりした声を出せるようになりました。
のどのせまかった子が、すばらしい歌声に変身していきました。
感動しました。
本当にマジックを見ているようでした。
今の合唱団の課題は、響きで統一感を持つことだといわれました。
特に下の声のひびきをきれいに。
声楽家って、本当に声のプロだと思いました。
笑い声の絶えないすばらしい至福の時間でした。
串田先生、そしてこの会をお世話してくださった、教育会のみなさんに心から感謝します。
僕も子供達も、また大きく成長できました。
ありがとうございました。
素のままの自分で結果を出せる仕事はない [合唱]
致知出版社の「人間力メルマガ」というのを配信してもらっています。そのメールマガジンにこんないい文章がありました。
吉本興業で横山やすしさんのマネジャーをされていた
大谷由里子さんから教えていただいた話ですが、仲間内で面白い人は
「あんた、吉本に行ったらいいんちゃう?」
と言われて来るんだけれど、大したことないと。
それよりも、素は面白くないけれど
懸命に漫才の台本をつくり込んだり、
アドリブ用の台本をつくって覚えたり、
ビデオで撮って見直して、
「ここは削る」「ここは膨らます」と、
つくり込んでいく人は生き残っていくそうです。
営業もまったく同じで、お客様の前で
何気なくやっていい言動は一つもありません。
むしろ、練習していない下手な説明を聞くのは、
お客様も苦痛です。
どんな職業も、素のままで
結果を出せる仕事はないと思います。
長谷川千波(LUNA社長)『致知』2012年8月号 特集「知命と立命」より
救われる文章でしょう。
特に今の僕にとっては、救いの文章でした。
というのは、今、合唱指導真っ只中だからです。
合唱に関しては、結構勉強してきたし、以前よりもマシに指導できるようになりました。けど、コンクールに出るには、もう一つ大きな難関があります。
それは、指揮です。
これは結構苦労している方も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。
でも、この文章で救われました。
ようは子供達が歌いやすい指揮をすればいいのです。
まずは僕が歌ってみて、子供達が歌いやすいような指示を出したり、イメージを動作で示せばいいのだと思います。
僕用に言い換えるとこうなります。
「懸命に楽譜を読み込んだり、
アドリブ用の指揮をつくって覚えたり、
ビデオで撮って見直して、
「ここは削る」「ここは膨らます」と、
つくり込んでいく人は生き残っていくそうです。」
「どんな職業も、素のままで
結果を出せる仕事はないと思います。」
まさにその通り、僕も練習あるのみです。
Nコンに向けての本格的な夏練!夢をかなえてあげたい [合唱]
今日もNコンに向けての本格的な夏練でした。
練習の内容は企業秘密で書けませんが、うれしいことがあります。
それは、前校長先生と新ピアニストの応援があること。
二人は毎日来てくれます。本当にありがたいです。
無償で、合唱団の子供たちのために。
考えると涙が出そうなくらいうれしいです。
団員の子供達も火がついてきました。
少しずつ少しずつ、どう行動したら良いのか教えています。それを素直に受け取り、行動してくれる子供達。
始まったばかりの夏練ですが、いいスタートを切っています。
「夏休みに集まって練習なんて、大変だ」という見方があります。事実、そんなことを言われたこともあります。
でも、見方を変えると、ただ遊ぶことは、いつでもできること。
こんなふうにみんなで一つの目標に向かって熱く努力することは、お金では得られない体験です。
『すべての基本は熱中である。そして熱中は純真な心から生まれる』 エマーソン
『夢なんて見るモンじゃない 語るモンじゃない 叶えるものだから』 小室哲哉
『私たちは夢を生きることができる……ただ夢見るだけでなく』 B・N・カウフマン
子供たちの夢を叶えてあげたいです。
Nコンに向けての準備の一日 [合唱]
今日は、Nコンに向けての合唱練習の準備の一日に当てました。
まず、課題曲「希望のひかり」の修正部分の確認。
それから、自由曲の楽譜を分析しました。
そこでとっても役にたったのが、武田雅博先生の短時間でうまくなる合唱指導です。
特に書き込みのすすめとして、
楽譜上の楽語や指示記号があるところすべてに自分の言葉で具体的なイメージを書き込んでみるのです。fの所にただ「強く」「大きく」ではいけません。「大聖堂に響く鐘のように」とか「群集の悲しい叫びのように」といったように書き込むのです。
という部分が参考になりました。さっそく自由曲の記号のあらゆるところに書き込みました。なかなかうまく行きませんでしたが、合唱指導では具体的なイメージを持たせるために、例えが有効です。その例えを考える訓練になりました。合唱指導は奥が深いです。これだけでも、授業がうまくなる訓練になります。
また、勉強になったことが一つ。それは、声を止めるとき、3つの方法があるということ。
1つは、口で。
2つ目は、喉で。
3つ目は、腹で。
合唱では、この3つのうちのほとんど一つの方法しか使わないそうです。
上のどれでしょう?
正解は、3つ目の腹です。
腹でとめるって、よくわからないかもしれませんが、具体的に言うと、喉を開けた状態で、息をだすのをやめるのです。すると、語尾がやわらかくなります。
喉や口で声を止めると、雑な感じの終わり方になってしまいます。
自分でやってみて、よくわかりました。
さらに僕は男なので、喉で声を止めたとき、喉仏が上に上がります。
けどお腹で止めた時、喉仏は動きません。
これ、明日、子供達に実演して見せてあげようと思います。
いや~~、合唱って奥が深いです。
だからこそ、おもしろい。
さあ、明日からがんばります。