今、Nコン東海北陸ブロックコンクールに来ています。 [合唱]
今、Nコン東海北陸ブロックコンクールに来ています。
合唱団の子供たち3人と共に見ています。
各学校とも練習の成果を発揮した良い演奏だったと思います。
会場である稲沢市民会館は、どちらかというと響きにくいホールだと感じました。
一校ごとに課題曲・自由曲ともに、評価をしていきました。
評価の観点は、「声」と「表現」です。
「声」の方ですが、不思議なもので、いいかどうかが、聞いた瞬間にわかりました。
好みもあるでしょうが、あっ、この声いいなあというのが感覚的に感じるものがあるのです。
ある先生から、「声で7割決まる」と聞いたことがありますが、その通りだと思いました。
声というのは、声の質もあるし、響きもあるし。学校によって違いました。でも、聞いていると、心地よくてもっと聞いていたいという声があるのです。それは不思議なもので、僕も子供達の評価も一致していました。
あとの残りは、味付けが大きなウエイトを占めるということがわかりました。味付けというのは、指導者が楽譜を解釈し、表現をつけていく部分です。
いかに味付けをし、更にそれをどれだけ極めているか、それが歌の魅力につながっていると感じました。
いよいよ審査発表の時間です。
その前に、審査員の講評がありました。
作曲家の山本純ノ介先生がお話をされました。箇条書きで書きます。
・ブロックコンクールまでの努力、大変なこと。
それは、本当にその通りだと思います。今日までの努力、どの学校も言葉に表せないほどのものがあると思います。
残りは、こんな感じ。
・課題曲・テンポの設定が不明瞭な演奏があった。
・強弱、フレーズを大切にする、これはいいが、ブレスが揃わない部分があった。
・地声がきつく出る学校があった。声の統一が必要。
・言葉の子音をしっかりと。マミムメモも確認が必要。
・楽曲の選曲。子供が実感を持って歌えることが大切。
結果は、もうNコン2012に発表されています。
今日の演奏もご覧になれるのではないかと思います。
しかし、やはり生で聞くことはいいです。テレビやネットではわからない雰囲気を感じることができます。それは、子供達の気持ちであったり、声の響きであったり。
出場した学校の皆さん、今まで本当にご苦労様でした。本当にすばらしい演奏をありがとうございました。
そしてブロックの代表となった小学校のみなさん、僕たちの夢をのせて、全国でがんばってください。