SSブログ

成熟するためには、遠まわりをしなければならない [合唱]

 今日は5年生の音楽で、思わず合唱指導に熱が入ってしまいました。

 5年生も10月の下旬に児童音楽会に出ます。
 これは市内の小学校が集まり、合唱やブラスを発表する会です。うちは毎年5年生が出ることになっています。

 歌う曲は、「ビリーブ」と嵐の歌った「ふるさと」です。
今日はビリーブを歌わせてみました。そこそこきれいな声なのですが、やはり声量が足りません。そこで呼吸トレーニングをしました。

 腹式で、短時間に十分息を吸って、長く発声するトレーニングです。
これで、少し声に厚みが出てきました。でも、まだまだ出るはずです。このトレーニング継続していきます。

 息を吸ってもお腹がふくらまない子がけっこういたので、次のような方法を教えました。

「手のひらの上に、きれいなお花をたくさん乗せて下さい。」
「そのお花の匂いを、鼻です~~っと嗅いでください。」

すると、自然にお腹がふくらむのです。
今度ははく番です。

寒い冬の日、手のひらを息で暖めてください。
「ハ~~~~」

これで、お腹がへこんでいきます。

お花の匂いをすって、止めて、手のひらを暖めましょう。「ハ~~」

これを繰り返します。
そして、今度は、お腹に手をあて、同じ事をやってみます。
すると、吸った時にお腹が膨らんだ子の割合が多くなりました。

少々遠回りのようですが、5年生にも息を意識させようと思っています。

『成熟するためには、遠まわりをしなければならない』開高健

『進歩の過程にムダはつきもの。ムダには2種類ある。
ひとつは文字通りのムダ。やって空しい努力、やらなかった方が良い努力がこれだ。
もうひとつは、一見ムダに見えるけれども、時間の経過とともに役立つムダ。これを目指すべき』 野村克也

 息、呼吸、新しい開拓分野です。どう変化していくのか、楽しみです。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。