運動会の練習真っ盛りです [行事への取り組み]
暑い日が続きますが、運動会の練習真っ盛りです。
級外の僕は、1,2限目が、中学年の練習。4,5限目が高学年の練習と一日4時間の体育でした。
といっても、フォローですから、中心となって指導している先生に比べると気分は楽です。
メインの先生の指導は本当に大変です。僕は何度もその役割をしましたが、それこそ、命を削るような気持ちで一時間一時間と過ごしたものでした。しかし、やりがいも大きかったです。
中学年は花笠音頭です。今日は運動場で隊形練習です。子供達、暑い中、本当によくがんばりました。集合も早く、静かに待っています。本当にすばらしい子供達でした。
指導は若い先生です。よく努力しています。そして勉強になっていると思います。
高学年は組体操。時間割の関係で、高学年の方には、たまにしか出られないのですが、久々の今日の練習、雰囲気が変わっていました。なんだか一体感があるのです。200名あまりの子供達。一つのものを作り上げようという気分に満ち満ちていました。
そして、子供達本当にいい顔で演技していました。音楽に合わせて、一人技、二人技。三人技。技がきまることに拍手をしました。全力で移動する子供達。本当にいい顔をしています。
一生懸命組体操をする子供達の顔が好きです。
こういう表現の指導には、教師力がためされます。綿密な計画と下準備。伝える力。そして指導する際、何を見るか。
『賢人は、目に入るものをではなく、見るべきものを見る』モンテーニュ
いろんな子ども達がいます。現象が目の前に起きています。目に入るものの中で、何をみて、どう声をかけていくか。次の手を打っていくか。更に明日の指導を組み立てていくか。それが、指導の良し悪し、子供達の生き生き度を決めていきます。
表現の指導。教師力を磨いてくれます。また、教師のチームワークも高めてくれます。運動会の練習は教師力を伸ばしてくれます。
子供達にとっても同様です。このような多人数での体験は、学校でしかできません。みんなでがんばって一体感を持つような体験。これは今後の人生の中で、大切な体験となることでしょう。そして、やりようによっては、子供達の心の成長も得られます。
僕が今、合唱の世界に夢中なのも、こういうことを日常的に子供達とともに体験したかったのかもしれません。
運動会まであと一週間。教師も子どもも伸びる一週間であってほしいです。そんな意味で、僕の立ち位置でできることを支援していきます。