鉄拳のドキュメンタリー『情熱大陸』 [その他]
昨日から、鉄拳さんのパラパラマンガを検索しては、いろんなものを何度も見ています。
どのお話も温かくてホノボノしていて、いいもんです。
さて、その鉄拳さんが、最近テレビのドキュメンタリーに出たということを知りました。情熱大陸という番組です。
以下のサイトで、その番組が見られます。
素顔の鉄拳さんは、とてもシャイな方でした。素顔でも、マスクで顔を隠すような方でした。あのような派手なメークをして、芸をするような方には見えませんでした。
そして、ある言葉がすごく印象に残りました。
僕は「鉄拳」という役を演じているんです。
なんだか僕自身もすごく共感するものがありました。僕もある部分では、鉄拳さんと同じ部分があるのです。実は、結構シャイなんです。
僕は「教師」という役を演じているんです。
学校では普段の僕とは違った役を演じています。僕の場合は、「教師」という役です。
これは仕事をされている人なら、共感する方も多いのではないでしょうか。
素のままの顔で仕事をされている人もいるでしょう。でも、そんな方でも、ある場所では、違った顔を持ち演じている部分があるのではないでしょうか。
人はいろんな顔を持ち、生きていると思います。
鉄拳さんは、メイクをすることで、その役になりきっています。
僕の場合は、教壇に立つことで、その役になりきっています。
以前は、それは良くないことではないかという思いもありました。
もっと素のままで、自然体でできないか。
普段と違った顔を見せることは、ある意味ウソをついていることにはならないか。
そんな思いがどこかにありました。
しかし、今は、それは受け手に対するサービスであり、思いやりであると考えています。役者は見る人を楽しませるため、舞台の上で精一杯演技をしています。僕も同じなのです。その役になりきって、子供達を満足させる。明るい笑顔で、楽しい雰囲気を作る。そのための役なのです。
鉄拳さんから発展して、いろんなことを考えてしまいました。
人にはいろんな部分があり、人はいろんな顔を持ちます。そして、それぞれが自分自身なのです。一くくりにして、「こうだ」と決め付けられるものではないと思います。
だから、いろんな可能性もあるのです。
だから、人間はおもしろいのかもしれません。