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顔でわらって、心でないて [幸せに生きる]

 定期演奏会が終わっての月曜日。
 多少の燃え尽き感を感じながら、学校へ行きました。
 すると、玄関で2年生の合唱団ジュニアの子が待ち構えていました。

 「先生、感想書いたよ」って一枚の紙を手渡してくれました。
 「ありがとう。待っていてくれたんだね。」
 そう言って、用紙を受け取りました。

 実は団員たちには、一年間の合唱団活動の感想を書いてくるようにと、感想文用紙を渡してあったのです。

 職員室に入ると次々と合唱団員の子ども達が感想文用紙を持ってやってきます。
一人一人に、お礼を言ったり、お話をしたりと楽しい一時でした。

 合唱団は、一昨日の定期演奏会をもって解散したのです。僕が異動になったときのことを考えてのことです。

 合唱団活動。好きでないとできない活動だと思います。受け持ち手のいない団体の悲劇をいくつも見ています。双方、つらい目にあいます。ですから、うちの合唱団は毎年解散!再結成!を繰り返してきたのです。
 でも今、正直、名残惜しい気持ちがあります。子供達も同じなのかもしれません。

 ふと、朝玄関で受け取った一番下の2年生の感想文用紙を見てみました。原稿用紙ぎっしりと書いてありました。しかも2年生とは思えないようなきれいな字です。

 読み進めていくうちに目頭が熱くなりました。

 わたしは合唱団でいろんな思い出がありました。千寿さんの歌には「顔でわらって、心でないて」というところがありました。わたしはNコンの時、ぎんしょうでした。でもわたしは笑顔なのに心でなきました。ほかにもいろいろなことがありました。

 そして3月2日ていきえんそう会でした。これでさいごだからがんばろう。と思いました。ていきえんそう会のと中やうちあげの時、かおでわらって心でないていました。これがさいごだと思うとさびしかったです。

 先生、ぎりぎりまでいてください。そして、来年また合唱団があったらかならず入ります。来年もつくってください。よろしくおねがいします。
 そしてまたみんなで笑顔になりたいです。
 先生ありがとう。先生はとてもすてきな人です。

 出会いって素敵です。人生ってすばらしいです。そんなすばらしさを2年生の子から教えてもらいました。毎日笑顔で朝早くやってくる子供達に会うのがとても楽しみでした。

 僕の方こそ、ただただ、ありがとうです。
 このような喜びが、人生の真の喜びなのかもしれません。


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